今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「タクシーを使って」空き巣300件。侵入手口は「焼き破り」
警視庁が逮捕した4人の中国人窃盗団。
その侵入の手口は、
・窓をバーナーで焼くなどして破る「焼き破り」の手口で民家に入って現金を盗んだ。。
・4人は同居の自宅から現場までタクシーで往復しており、同課は地理に詳しい運転手を仲間にする代わりにタクシーを利用していた。
・4人は7月から10月中旬までほぼ毎日、数件の空き巣を行っていた。
・東京都や神奈川県で約300件の盗みを繰り返したとみられ、被害総額は現金や貴金属、パソコンなど約1億5000万円に上るという。
タクシーへの聞き込みから、4人が浮上。自宅近くで、盗品を入れた紙袋やバッグを持ってタクシーから下車する姿が確認され逮捕につながりました。
(11月5日産経新聞より一部引用)
多くの外国人窃盗団は、運転手兼情報屋を地元のやくざなどが行い、分業化しています。この運転手兼情報屋の取り分がずいぶん多く、5年程前に警視庁の現職刑事に聞いた話だと、2〜3割から5〜6割に増えたということでした。どこに行けばお金があるのかを外国人窃盗団に情報提供する役目です。
この4名はそこをタクシーを利用することで、自分たちの取り分を増やしたかったのかもしれません。
外国人による侵入窃盗認知件数は平成20年上半期で4047件、昨年度同時期で3607件ですから、440件増えています。全体の侵入窃盗は10685件昨年より半年で減っていることを思うと、外国人の犯罪比率が非常に高くなっているのが分かります。
外国人の侵入窃盗が増えるということは、
武器を持っているため凶悪化が進む。組織化・分業化が進む。といった現在の犯罪の特徴がもっと進むことを意味しています。
いずれにしても、窓・扉の強化、防犯システムの設置、防犯カメラの設置としった防犯対策をしていない建物を狙う傾向に泥棒はありますので、できる範囲から防犯対策をきちんとしたいものです。
投稿者: スタッフ (2008年11月11日 09:22)