今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ノートパソコン盗難。札幌の議員の後援会事務所。
3月19日未明、滝川市内の大河昭彦道議(60)の後援会事務所に土木作業員(30歳)が侵入しました。
男が盗んだのは事務所の机の上にあったノートパソコン3台(計20万8000円相当)。
盗んだパソコンをリサイクルショップに売り、生活費に充てたということです。
大河道議の後援会事務所は「盗まれたパソコンには礼状などの文章が入っていました。後援会名簿のような個人情報は入っていない」と話しているということですが、もし後援会名簿が入っていたら、もっと大きな問題になっていたものと思われます。
今回の盗難被害だけでも新聞に名前が掲載されてしまいましたが、個人情報漏洩となると信用失墜につながりかねないということをもっと認識する必要があると思います。
3月26日には福島県いわき市の磐城高に勤務する市内の女性養護教諭(54)が旅行中に自宅で空き巣の被害に遭い、生徒の個人情報が入ったノートパソコンを盗まれました。
ノートパソコンの中には処置状況のデータは平成17、18の両年度分で、保健室で診断した生徒の症状や薬の処方などの内容が約7000件分入っていました。
ノートパソコンの盗難の報告は県教育委員会にまで報告され、臨時職員会議が開かれ情報管理の徹底を通知、緊急PTA役員会も開かれ盗難を報告するとともに謝罪。全校生徒にも文書で知らせ謝罪と針のむしろのような状態が続きます。最終的な女性教師への処罰は近日発表されるとのことですが、たかがノートパソコンの盗難とはいえない結末が待っています。
今、泥棒の盗むものは現金だけではありません。
家電商品も中古として換金できるため狙われており、ノートパソコンを盗まれる被害も多発しているのです。
空き巣の被害・・・盗まれたものによっては信頼を失い、職を失う可能性もある時代になりました。
投稿者: スタッフ (2007年4月 2日 09:41)