今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
三輪車専門ドロ.
ちょっと変わった「三輪車専門ドロ」のニュースが出ていました。
自動車や自転車ならわかりますが、価格の低い三輪車を何故??て思いますよね。
ところが、この泥棒なりに理由があるのです。
三輪車専門ドロ逮捕…キャラ付き「ネットで高く売れる」(12月10日スポーツ報知)
群馬県警前橋東署は9日、民家から三輪車を盗んだとする窃盗容疑で同県富士見村のとび職(34)を逮捕した。同容疑者は盗んだキャラクター付き三輪車をインターネットオークションで売りさばいていたが、被害者が盗まれたものをサイト上で発見。オークションで落札したことで逮捕につながった。同署は余罪を追及している。
アンパンマン、ミッキーマウス、クマのプーさん、キティちゃん…。ちびっ子たちのスーパースターを乗せた三輪車を盗み続け、売りさばいていた男が御用となった。前橋東署は、容疑者の自宅に積み重ねられていたキャラクター付きの三輪車18台を押収。軒下などに置かれて盗みやすいため、三輪車を専門に盗んでいたとみて、余罪を追及している。
同署の調べによると、10月23日未明に前橋市内の会社員男性(30)宅の軒下にあったアンパンマンのキャラクター付きの三輪車1台(定価約1万4800円)を盗んだ疑い。
同容疑者は盗品をインターネットオークションに出品したが、被害者の男性が代わりの三輪車を買おうとしてインターネット上で探していたところ、盗まれたものと同じタイプを発見。しかも、張っていたシールの位置や形が酷似していたため、盗品と確信した。結局、自ら8000円で落札して警察に被害届を提出。オークションの出品者データから容疑者が割り出された。
「インターネットオークションは金になると思い、キャラクター付き三輪車は人気があるので狙った。生活が苦しかったのでやってしまった。売って生活費に充てていた」などと供述している。前橋東署によると、逮捕の一報を受け、群馬県警のほかの警察署からも「うちにも被害届が届いている」との連絡があったという。
キャラクター付きの三輪車は、ハンドルとハンドルの間にアンパンマンなどのキャラクターが座るかわいらしいデザインが幼児に人気を集めている商品。定価1万5000円前後。折りたたみ式や自転車もある。
何故三輪車を狙ったか??ポイントは2つあります。
● インターネットオークションで高く売れる。特にキャラクター付き三輪車。
● 軒下などに置かれており、自転車や自動車などに比べ防犯対策がされておらず盗みやすい。
つまり、容易性、確実性を考えて三輪車を狙っているのです。
防犯対策としては、
● 三輪車はシャッター付きの車庫に自動車と一緒に入れる。
● 人が来るとライトを自動点灯させる人感ライトなどを設置する。
● シャッターのこじ開けを検知するシャッターセンサーを設置し、異常があると自宅のコントローラに信号が入りベル等がその場で威嚇撃退するホームセキュリティシステムを導入する。
● 三輪車には本人のものとわかるような記号等を記入する。子供の名前は誘拐などを防ぐためにも記入しない。
といったことだと思います。
氏名や住所、電話番号を入れると誘拐の時に名前を呼ばれてしまったり個人情報を犯罪に利用されるうといった可能性があるため避けたほうがいいというのが最近の傾向です。
たかが三輪車?いいえ、子供にとっては宝物。
ぜひしっかり防犯対策をして大人が守ってあげましょう。
投稿者: スタッフ (2008年12月10日 10:29)