今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
お悔やみ電報のわな
葬儀の時にくる「お悔やみ電報」
この「お悔やみ電報」を使用してこんな犯罪があるのでお知らせします。
先日ご主人を亡くし身も心も疲れ切っておられたAさん。
「やっと落ち着いてきたので、送られてきた弔電を見ていたところ、中に立派なうるし塗りのお悔やみ電報があり、それを見て驚きました。
主人に生前貸した5万円を 返して欲しいと書いてあり、振り込み先も書いてありました。
ウチの主人が借金していたと知って、すぐに振り込もうと思ったのですが、主人は私に内緒で他人からお金を借りる人ではなかったので、おかしいと思い相談の電話をしました。」とのことです。
このようなお悔やみ電報を利用して、遺族等からお金をだまし取ろうとする事案が発生しています。
借金の事実を故人に確認することもできず、立派なうるし塗りの電報にだまされてしまいがちですが、犯人は新聞の訃報欄等から得た情報をもとに、ありもしない「貸金」を請求してきているのです
対策としては
・絶対に振り込まない。
・先方の電話番号に問い合わせをしない(犯人にこちらの電話番号が分かってしまいます)
・送られてきた電報を受け取って、内容に身に覚えがない場合は
○電報の配達員に、その都度電報を受け取らない旨を告げる方法
○電報の内容に係わらず全ての電報を受け取らない方法などがあります。
このほかヤミ金融などから債権回収を依頼されたという内容で、債務者等に脅迫めいた電報を送りつけるものがあります。
このような電報などが送られてきたりした場合は、証拠となる電報を保管し警察までご相談してください。
投稿者: スタッフ (2007年4月 4日 09:42)