今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
現金輸送車から6900万円入りカバン盗まれる。合鍵利用か?
今年の年末は、世界恐慌とも言えるような経済状態を背景に、強盗、放火など凶悪犯が急増するのではないかと危惧されますが、現金輸送車が車上狙いにあったという被害がありました。
●“車上荒らし”6900万円盗難!現金輸送車が駅前でまさか(12月14日スポーツ報知)
東京・杉並区の JR阿佐ケ谷駅 東京都杉並区阿佐谷で13日、現金輸送車から現金約6900万円が盗まれる事件があった。金融機関の現金補充を行っていた警備員らは、JR阿佐ケ谷駅前の路上に輸送車を駐車。約80メートル離れたゆうちょ銀行の現金自動預け払い機(ATM)で作業を行い帰ってきたところ、車内に置いてあった現金の入った4つのかばんがなくなっていたという。警備員が車から離れた時間は約50分間だった。警視庁杉並署では窃盗事件として捜査を始めた。
「現金輸送車から現金が盗まれた」−。東京都杉並区の阿佐ケ谷駅前交番に、警備員から届け出があったのは13日午前11時10分ごろ。車内にあった4つのかばんに現金計約6900万円が入っており、かばんごとすべてなくなっていた。
杉並署の調べによると、輸送車は「日月警備保障」(東京都千代田区)の所有で、51歳と52歳の男性警備員2人が乗っていた。同署は窃盗事件として捜査を開始した。
警備員2人は13日午前10時8分ごろ、阿佐谷北の路上にあるコインパーキングに輸送車を駐車。約80メートル離れたゆうちょ銀行のATMに行き、現金の回収や補充をして、午前10時54分ごろに車に戻ったところ、現金がなくなっていたという。
現金輸送車は午前8時15分、約9300万円を積んで新宿区内の会社事務所を出発。郵便局のATMなど計4か所で現金を補充した後、現場に到着した。事件当時は約6900万円が車内にあったという。コースは不定期で、現場には土曜日に来ることが多かった。
車はワゴンタイプで、現金は車体後方部の左側のスライドドアで出し入れしていた。警備員は「車の鍵はすべて施錠して離れた」と話しており、車に戻った際にも施錠された状態だったという。鍵や窓ガラスが壊された形跡はなかった。
現金は4つのかばんに分けて保管。かばんはすべて布製で、1つはボストンバッグタイプ(縦40センチ×横80センチ)、残る3つは手提げかばんタイプ(縦20センチ×横30センチ)だったという。
現場はJR中央線阿佐ケ谷駅北口の商店が立ち並ぶ繁華街。付近には大型スーパーがあるなど人通りは多いが、これまでに目撃者は見つかっていない。
杉並署では現金がなくなった経緯を詳しく調べるとともに、周辺の防犯カメラの解析などを行っている。
●窃盗 合鍵でドア開ける?…被害の現金輸送車 東京・杉並(12月14日毎日新聞より抜粋)
調べに対し警備員は「ドアなどは施錠した」と話している。窓などに壊された形跡はなく、合鍵などで開けられた可能性が高いとみられる。
日月警備保障の説明によると、1日の巡回ルートや輸送車の駐車場所はその日ごとに異なっているが、阿佐谷駅前郵便局は必ず土曜の巡回ルートに含まれ1週間に2回巡回していた。土曜は立ち会いの郵便局員がおらず、作業は警備員2人で当たっており「輸送車から離れることは問題がない」(同社)としている。
作業時間50分もの間、車には誰もいませんでした。
6900万円もの大金があったにもかかわらず・・です。
土曜日は立会いの郵便局員がいないということを知って、その日に犯行したのでしょうか?
合鍵ではないかとも言われており、周到な下見と調査、準備があったものと推測します。
一発逆転のための高額窃盗が増えると思われます。
今まで以上の防犯対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2008年12月15日 14:00)