今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「スパイダーマン」
「スパイダーマン」という異名をとった泥棒。
民家の壁をよじ登り、2階から侵入する手口からそう呼ばれていました。
空き巣で110件被害1000万円といいますから、よじ登りまくっていた・・といえますね。
埼玉県警は12日、窃盗などの疑いで、桶川市神明の無職お琴(28)=同罪などで公判中=を追送検した。容疑者は民家の壁をよじ登り、2階から侵入する手口で空き巣を繰り返し、捜査員から「スパイダーマン」と呼ばれていた。
同署は平成19年10月〜20年8月、北本市や鴻巣市などで111件、約1060万円の被害を確認した。
調べでは、容疑者は7月13日午後1時ごろ、鴻巣市の男性会社員(32)宅に、2階の窓を割って侵入。現金約6万6000円と腕時計1個(15万円相当)を盗むなどした疑い。
同署によると、容疑者はとび職の経験があり、雨どいやベランダの手すりなどを使って軽やかに壁を登り、犯行を重ねていたという。盗んだ腕時計を質屋で売り、犯行が発覚した。
調べに対し、「2階は死角になるのでよじ登った。生活費を稼ぐには泥棒が手っ取り早い」などと供述しているという。
(12月12日 産経新聞より一部抜粋)
「2階は死角になる」つまり多くの方は「まさか2階からは侵入されない」と思い込んでいるのですね。
雨どいやベランダの手すり、隣のビルや駐車場など足場・・こうしたものがあると、2階でも3階でも泥棒にとっては関係無し、人目につかないと思えばそこから侵入することも可能なのです。
マンションなどの場合、特に上階にいけばいくほど、「絶対安心」とばかりにベランダが無施錠だったり、クレセント錠だけだったりということも多く、そこを泥棒に狙われているようです。
やはり「どんな窓からも侵入可能」ということを前提に、泥棒が嫌がることを行い、泥棒に狙わせないことが重要です。
「目」「音」「光」「時間」という泥棒がいやがることを組み合わせて、泥棒の嫌いな環境を作り出しましょう。
最も嫌がるのが「防犯ベル」つまり防犯システムの完備している建物なのです。
投稿者: スタッフ (2008年12月16日 09:25)