今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「おれはまだルパン三世見習いだな」17歳泥棒
未成年者の泥棒ニュースが増えています。
目標もない若者が閉塞感を打破するために窃盗を働く・・・あってはならないことですが、その転落までの心の動きが見えるような気がします。
3月14日午前2時ごろ、大島町元町の大島観光協会に侵入し、金庫にあった現金の一部計40万6800円を盗んだ疑いで警視庁少年事件課と大島署は、窃盗と建造物侵入の疑いで、同町のホテル従業員の少年(17)ら3人を逮捕しました。
3人は3月初旬から7月中旬までの間、同協会に6回侵入し、計約120万円を盗んだとみられます。
同協会は、内部犯行の可能性が高いとみて、7月に会長(78)らが引責辞任する騒ぎになっていました。しかし、少年が協会から盗んだ町営温泉入浴券を知人に配ったことから、外部の少年らの犯行と分かりました。
少年は「つかまるようなドジはしないと思っていた。チケット(入浴券)を配ったのが大失敗だった。おれはまだ、ルパン三世見習いだな」などと供述しているということです。
(12月10日産経新聞より抜粋)
6回も侵入され、合計約120万円も盗まれていたのに、この観光協会では防犯カメラや防犯システムの設置をしなかったのでしょうか?
内部犯行の可能性が高いと会長が引責辞任。そこにいたるまでの間には、そこで働く人々は疑心暗鬼になり、互いの信頼関係、人間関係もめちゃくちゃになってしまったと推測します。
そうした大きな心の傷は、犯人がたとえ捕まったとしても決して消えることはありません。
そうしたことにならないためにも、きちんと防犯対策を行い、犯行が発生しにくい環境を作ることを強くお勧めします。
内部犯行と考えられるような侵入手口ですから、ガラス破りなどではなく、非常に気がつきにくい方法で侵入したのだと思われます。
それでも、透明人間ではありませんから、扉か窓を開けて侵入しているはずです。
扉・窓開閉検知センサーを取り付け、人が建物内に入ってきたら、管理者の携帯電話に画像で通報される見える自主機械警備システムをお勧めします。
防犯カメラを赤外線照明内臓の「スーパーディナイトカメラ」にすることで、真っ暗闇でも鮮明な画像を送信することができます。
もちろん、事務所内のハードディスクレコーダーで自動録画することができますから、なにかあったときに確認ができます。
会長が引責辞任する前に、もっとこうした最新技術の防犯システムを入れておくことが重要だったのではないでしょうか?
投稿者: スタッフ (2008年12月17日 09:13)