今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
携帯電話ショップ御難。携帯電話が狙われている。
泥棒が狙うものにも流行りすたりがあります。
今泥棒界で話題の品が「携帯電話」。
高く換金できることが人気の秘密です。
●19日午前0時50分ごろ、高崎市飯塚町の携帯電話ショップ「ソフトバンク高崎中央店」で、携帯電話約百台(計約七百三十万円相当)が盗まれた。高崎署は窃盗事件として捜査。現場の状況や目撃情報などから、犯人は複数で、転売目的の犯行とみている。
同署によると、店舗は正面入り口のガラス製自動ドアが、バールのような工具で割られていた。店の近くにいた男女が、急発進した車を目撃している。
●20日午前1時50分ごろ、太田市西矢島町の携帯電話販売店「メディアランド・ウイング ドコモショップ太田南店」裏口の従業員出入り口のガラス製ドアが壊され、店内から携帯電話約80台(400万円相当)が盗まれているのを、警備会社からの通報を受けた太田署員が見つけた。今月8日には、藤岡市の「ドコモショップ藤岡店」で、携帯電話72台(計約340万円相当)が盗まれており、県警は関連を調べる。
●21日午前4時半ごろ、茨城県土浦市真鍋の携帯電話販売「てるてるランド真鍋台店」で警報装置が作動、警備会社からの110番で土浦署員が駆け付けると、店舗正面の自動ドアがこじ開けられ、店内が荒らされていた。 NTTドコモの新品の携帯電話など約60台(計約300万円相当)が盗まれており、同署は窃盗事件として捜査している。
[2008年12月21日東京新聞 毎日新聞 共同]
いずれの店も警備会社との契約をしていたようですが、いずれも間に合わず、警備員からの110番で警察が駆けつけて店内が荒らされたのが判明しています。
防犯対策を考える上で、最も大切なことは「予防すること」です。
「犯罪を未然に防ぐこと。」それがかなわない場合も「被害を最小に押さえること」ができないと、防犯としての意味がなくなります。
そういう面では今回の店舗は防犯対策としては不十分であったと言えます。
防犯カメラに関する記述はありませんでしたが、証拠として録画ができていればと思います。
いずれのメーカーの本部も店舗に「警備システムの導入」を勧めています。
犯罪の短時間化が進む中、そうした防犯対策・警備システムの中身の見直しも必要ではないかと考えます。
投稿者: スタッフ (2008年12月22日 10:29)