今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
火事場泥棒? 能登半島地震被災者宅からたんすを盗もうとして逮捕
4月4日能登半島地震で被災した民家からたんすを盗み出そうとした男(50)が逮捕されました。
4日午前10時半ごろ、地震で空き家となっていた同県輪島市内の民家に侵入し、飾りだんす(時価50万円相当)を運び出そうとした疑い。
家を所有する漆器販売業の男性(64)に発見され、たんすを置いてワンボックスカーで逃走しましたが、警察に逮捕されました。
「古道具の店が被害に遭ったという報道を見て来た」と話しているということです。
地震被災のため避難されていることをいいことに、泥棒に入るという行為に対して非常に怒りを感じますが、こういった火事場泥棒的な犯罪も被災地ではよく発生します。
阪神淡路大震災の時にもやはり地震が少し収まった頃から泥棒が暗躍しました。
ボランティアや親戚の方などを装い家に残してある家財道具を持ち去るなど窃盗も多発しています。
そうしたことにならないためにも、いざという時に最低限の必要なものを持ち出せるよう日頃から注意しておくことが必要です。
阪神淡路大震災絡みの犯罪摘発 計184件 最多は詐欺 (神戸新聞より抜粋)
阪神・淡路大震災から昨年末までの十年間に、兵庫県内で震災に絡んだ主な犯罪の摘発件数が計百八十四件に上ったことが十三日、兵庫県警のまとめなどで分かった。年ごとに減少したが、犯行は大掛かりになった。まとめなどによると、一九九六年までに74%を摘発。詐欺が六十七件と最多。窃盗三十件、不法投棄二十八件―と続く。
震災直後は、タクシーの無賃乗車など生活にかかわりの深い犯罪が多く、被災住宅を狙った窃盗や義援金詐欺なども相次いだ。
その後、被災住宅の解体工事の廃材約五百五十トンを無許可処分した業者の摘発(九七年)や、不動産業者らが住宅再建の建築手付金約一億二千万円をだまし取った事件(九九年)、震災復興工事をめぐり当時の芦屋市助役が収賄容疑で逮捕された汚職事件(二〇〇一年)など、年を追うごとに手口は悪質化した。
一方、犯罪認知件数は震災のあった九五年には前年に比べ15%減ったが、九七年には震災前の水準に戻った。昨年は一―十一月だけで、約十二万五千件と九五年の約二倍に達している。
投稿者: スタッフ (2007年4月 5日 09:26)