今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ペルー人のスタッドレスタイヤ窃盗団
ペルー人3人のスタッドレスタイヤ窃盗団。
昨年6〜8月の3か月に、埼玉、群馬両県で約100件、総額約600万円の被害が確認されています。
逮捕されたのは、埼玉県行田市藤原町、自動車修理K(25)ら3被告。
3被告は昨年8月上旬、埼玉県川越市の男性方の軒下からスタッドレスタイヤ4本(約8万円相当)を盗んだとして、窃盗罪で起訴された。K被告が2人に指示を出し、盗んだタイヤをトラックで運び出して自らのアパートに運び込んでいたということです。
シーズン外のタイヤが車庫などに無施錠のまま放置されていることに目を付け、転売目的で盗みを重ねていたと同県警ではみている。調べに対し、K被告は「盗んだタイヤは売って金にしていた」と容疑を認めているが、転売先についてはあいまいな供述をしているということです。
◆寒冷ロシアで日本製人気◆
警察関係者によると、寒冷地のロシアなどでは、スタッドレスタイヤは冬期間だけでなく、未舗装の道路でも安定して走行できるため春〜秋にも装着されることが多い。高品質で知られる日本製は特に人気が高いということです。
需要に押される形で、日本の盗品タイヤが大量に密輸されているとみられ、北海道、新潟、富山など日本海側の各地で、盗品の海外への転売ルートが確認されています。
北海道警によると、道内では2008年に3335件の被害があり、うち約2000件が無施錠の車庫や物置で発生。被害件数は前年より2割増えています。
県内では、駐車車両からタイヤが外される被害も増えつつあり、県警は「タイヤを付け替える3、4月は特に警戒が必要。引き続き注意を呼びかけたい」としています。
(2月3日 読売新聞より一部引用)
防犯対策としては、
〈1〉車庫などに保管する場合は必ず施錠する
〈2〉施錠できない場合はタイヤ保管業者に預ける
(3)車庫にはシャッターを設置し、シャッターこじ開けを検知する赤外線式シャッターセンサーなどを設置する。
(4)車庫周辺に人感ライト+カメラ等防犯システムを設置する
などの防犯対策をお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年2月 3日 16:24)