今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
外出を待ち構える強盗
岩手県奥州市のアパートで、女性が襲われ、現金を奪われた事件で、貨物運転手の男(31)が強盗傷害と住居侵入の疑いで逮捕されました。
容疑を否認しているようです。
3日午後7時半ごろ、女性宅アパートで、会社員女性(27)が外出しようと玄関の扉を開けた際、玄関脇で待ち構えていた男が室内に押し入り、現金数万円が入ったバッグを奪って逃走。
その際もみ合いになり、女性は首に全治10日間の切り傷を負いました。
女性は2人暮らしで、同居の家族は外出中でけがはありませんでした。
現在、動機などを捜査しています。
一見すると、ストーカーによる住居への侵入事件かと思いきや、バッグを奪って逃走しているところからみるとやはり強盗事件なのでしょうか?
一般的に、泥棒は無人の店舗や家を狙い、誰にも見つからず、捕まるリスクを最小限にして犯行を済ませようとします。
今回の侵入手口では、ターゲットがあえて外出するところを待ち構え、見つかる・捕まるリスクは無視して行われています。
事前に下見を行い、女性の外出時間や同居人の不在日時などを調べていたかもしれません。
その時に、侵入警戒システムや防犯監視カメラシステムなどが設置されていることが分かれば、犯行のターゲットとならずに済んだかもしれません。
又、簡単に敷地内に侵入されないように、人感ライトや赤外線センサーで侵入者への一次警告を行うことで、防犯意識の高さを外部にアピールすることもできます。
投稿者: スタッフ (2007年4月 9日 09:33)