今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
骨董窃盗団
今仏像の盗難が多発していますが、これは仏像が換金できることから狙われています。
同じように骨董としての価値で、骨董品が高額で販売できることからそればかりを狙う「骨董窃盗団」が存在します。
骨董窃盗団?鎧一式を盗む 69歳男逮捕
江戸時代後期の鎧(よろい)を盗んだとして、奈良県警捜査1課と田原本署は10日、窃盗の疑いで、住居不定の無職A(69)を逮捕した。県警によると、容疑を否認しているという。
同課などによると、A容疑者は京都市東山区山田町のB受刑者(59)=窃盗罪で服役中=と共謀し、平成19年10月、三重県松阪市嬉野宮野町の無職の女性方の土蔵の壁をドリルなどで壊して侵入、中にあった江戸時代後期の鎧一式(時価50万円相当)を盗んだ疑い。
県警によると、B受刑者はA容疑者とともに平成18年〜19年10月に三重や奈良、京都の各府県などで日本刀やつぼなどの古物を盗む同様の犯行を14件(被害総額約800万円)繰り返したと供述しているという。
(2月10日産経新聞)
骨董というのは「なんでも鑑定団」にあるように、価格や価値の判定は非常に難しいものです。
価値を知らずに納屋や倉、土蔵に入ったままのものもあれば、価値がないのに高額で購入してしまっている場合もあります。
保険の対象からも外される骨董品。
それでも泥棒は狙って侵入をしてきます。
以前も北陸の土蔵のある家ばかりを狙った窃盗犯がいました。
土蔵は、火災や泥棒などから家族の宝を守ると言われますが、現在の泥棒は壁に穴を開けたり破壊して侵入する場合もあります。江戸時代の義賊なんていうのは遠い存在で、武器を持ち、犯行途中で家族に出くわすと居直り強盗に変身・・・といったこともあります。
やはり防犯対策が必要です。
蔵などに侵入した時点で侵入検知センサーが検知し、母屋に連絡が入るとともに、ベル・サイレンなど音で威嚇撃退する。防犯装置が設置されていることを建物外でアピールし犯行対象から外させる。
そうした防犯システムをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年2月12日 11:59)