今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
中学校の理科準備室から劇物紛失 盗難の疑い
千葉県船橋市の市立中学の理科準備室から、劇物を含む5種類の実験用薬品がなくなっていることが分かりました。
警察が窃盗の疑いもあるとみて捜査しています。
学校に限らず、劇物を扱うところはその取扱いには細心の注意が必要です。
万が一、盗難などで外部に流出した場合は責任問題に発展しかねません。
その場合、信用を大きく失ってしまう可能性もあります。信用を失うのは一瞬ですが、築き上げるのは時間も手間もかかります。
そうならないために事前の防犯対策が必要となります。
鍵の施錠だけでは防犯対策が充分とはいえません。
電気錠等による入退出管理、防犯カメラによる監視・映像の記録、鍵・扉・ガラスの強化など様々な防犯対策を組み合わせ、犯罪者にとって犯行を行いにくい環境をつくりあげることが有効です。
教育施設セキュリティ(防犯対策)
工場・倉庫・重要施設の防犯対策
<2月19日21時8分配信 毎日新聞より>
『千葉県船橋市教委は19日、市立飯山満(はさま)中学校(潮田英子校長、283人)の理科準備室から、劇物を含む実験用薬品5種類がなくなったと発表した。
県警船橋東署が窃盗の疑いもあるとみて調べている。
市教委によると、紛失したのは、
塩酸500CC▽硫黄353グラム▽クロロホルム250グラム▽硝酸6グラム▽マグネシウムリボン20グラム。
塩酸が入っていた瓶は、開封して空気に触れると塩化水素が発生し、大量に吸い込むと死に至る危険もあるという。
薬品は第1理科準備室の薬品庫に施錠して保管し、鍵は室内の実験台に掛けていた。
理科準備室の鍵は、理科教員と教頭ら4人が管理していたが、教員らは「鍵をかけ忘れたこともあったかもしれない」と説明している。
理科実験事務員が18日、薬品の定期点検をして判明。
1月30日には理科教員がマグネシウムリボンの紛失に気づいていたが「ごみと一緒に捨てたのかも」と思い、他の薬品は確認しなかったという。
学校側は臨時全校集会や保護者会で事情を説明。
地元自治会を通じて地域住民にも注意を呼びかけている。
市教委の松本文化・学校教育部長は「再発防止を徹底する」と陳謝した。』
投稿者: スタッフ (2009年2月20日 09:13)