今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
空き巣しては競艇。各地の競艇場通い。
泥棒は、犯行中に極度の緊張状態になり犯行を継続します。
それで、犯行が無事終了した後、精神的に開放され「飲む、打つ、買う」と自分を解放するために遊ぶ泥棒も多いようです。
しかし遊ぶ金欲しさに泥棒や強盗を行う泥棒も多く、「卵が先か、鶏が先か・・」ではありませんが、いずれにしても盗んだ金で遊ぶ泥棒は多いようです。
27日窃盗で逮捕された消防士はキャバクラで遊ぶ金が欲しくて、同じ独身寮に住む親友である同僚の部屋に侵入、キャッシュカードを持ち出して近くのコンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)から計30万円を引き出しています。親友が金を引き出しているところを盗み見て暗証番号を覚えていたということで、遊ぶ金欲しさに友人をも裏切っています。
又、今回兵庫県で逮捕された泥棒は、競艇に盗んだ金をつぎ込んでいました。
「競艇が好きで、指名手配から逮捕されるまでの約4年間、金を盗んで各地の競艇場に通いながら逃げていた」などと供述していました。
昨年8月までの5年間に大阪や兵庫、愛知、静岡など5府県で計約80件、総額約4900万円相当に上るとみられます。
競艇場のある静岡、愛知県などで競艇に通い逃亡生活を続けていたが、福岡県の競艇場へ向かう途中で発見、逮捕されました。
平成16年10月に兵庫県芦屋市内の民家で現金3000円などを盗んだとして、同年11月に窃盗容疑で指名手配され、「好きな競艇場のあるところへ逃げよう」と当時暮らしていた大阪を離れ、東海地方へ逃亡。サウナなどに寝泊まりしながら、盗んだ現金や盗品の貴金属を換金した金で、常滑競艇場(愛知県)や浜名湖競艇場(静岡県)などに通う生活を続けていたということです。
しかし昨年8月、福岡県内の競艇場へ行く途中の広島県で貴金属を大量に換金しようとしたところ、業者に通報され逮捕されました。
(2月27日 産経新聞より一部抜粋)
指名手配をされているのに、盗みを続けながら競艇場通い。
本当に愚かな泥棒ですが、泥棒とはこういう極端な生活を続けている極端な性格の持ち主なのだということを忘れてはなりません。
そうした性格の人間が極度の緊張状態で犯行を行う。
その途中に突然無人だと思って侵入したその瞬間に、けたたましいベルやサイレンの音。
「ここは警備中です。110番通報します」といった音声。
どれほど驚き、そして「誰かに顔を見られる」とその場にいられなくなるか・・・
そんな中で悠然と犯行を継続できる泥棒はほとんどいないと思います。
87%の泥棒が「防犯ベルが非常に気になり避ける」、11%が「やや気になり場合によって避ける」と
合計98%の泥棒が防犯ベルを嫌がるという逮捕者にとった調査もあります。
泥棒が嫌いなもの。目(人目)、音、光、時間(時間が5分以上かかること)の「侵入防止4原則」をうまく織り交ぜながら、泥棒の嫌いな環境を作り上げることこそ、泥棒の被害に遭わないようにする重要な防犯ポイントなのです。
空き巣対策のホームセキュリティ
投稿者: スタッフ (2009年2月27日 10:09)