今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「金属盗」処分先を捜索
全国で金属製品の盗難が相次ぐ中、神奈川県警は11日午前、窃盗グループが盗品を売却していた相模原市の金属買い取り業者を窃盗事件の関係先として捜索しました。
盗品を買い取る業者の存在が金属盗多発の温床と言われていますが、盗品であるとの認識の有無が判別しにくく、業者の摘発や捜索例はほとんどありません。
この業者は、グループが深夜に持ち込む金属製品を何度も買い取る不審な点が多く、県警は盗品等有償譲り受け容疑でも捜査しています。
県警に摘発された窃盗グループは、相模原市の元内装業の男(32)ら男3人です。
昨年から今年1月にかけ、東京都町田市の公園などからステンレス製の車止め計数十本を盗んだとして逮捕、起訴されました。
3人は盗んだ車止めを十数回にわたって、捜索を受けた業者に持ち込んでいたようです。
盗品の金属を買い取る業者があるからこそ、金属盗が全国で発生しているのは明らかです。
もちろん、盗品であるとの認識の有無が判別しにくく責任逃れができるなど、業者を追及するのは難しいかもしれません。
それでも今回のように積極的に捜査を行い、業者に対して厳しい管理を求め、盗品を売買しにくい環境を整備することが重要です。
又、当然ながら、国内が駄目なら国外へと考える輩もいます。国内から国外への持ち出しも厳しく取り締まる必要があります。
金属を盗んだ犯人だけを追いかけていても決して金属盗はなくなりません。
投稿者: スタッフ (2007年4月12日 17:16)