今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
盗みの証拠を消すために放火。
全国で放火が相次いでいます。
京都でも伏見区で民家が3件放火と見られる不審火で焼失しています。
●放火:金盗み、ラーメン店に火 韓国籍・元従業員の容疑者を再逮捕 /東京(3月9日毎日新聞)
かつて勤務していたラーメン店に火をつけたとして、戸塚署は8日、韓国籍で新宿区西早稲田2、無職、T被告=窃盗罪で起訴=を現住建造物等放火容疑で再逮捕した。
Tは、2月5日午前6時ごろ、新宿区西早稲田2のラーメン店2階の一室で紙類にライターで火をつけ、同室約20平方メートルと隣接の書店2階の一部を燃やしたとしている。「金を盗みに入り、ばれるのが怖かった」と容疑を認めている。
店から現金約20万円を盗んだとして窃盗容疑で逮捕され、その後の調べに放火も認めたという。
●大阪・西成の死亡火災、窃盗罪の男が放火も自供 「ライター使った」逮捕へ(3月7日産経新聞)
大阪市西成区で昨年12月、店舗兼住宅が焼け、住人の女性が死亡した放火事件で、府警捜査1課と西成署は7日、現住建造物等放火の疑いで、西成区鶴見橋、無職、A(44)=別の窃盗罪で起訴=を逮捕した。足立容疑者は今年2月に窃盗容疑で府警に逮捕された際、任意の調べに対し、西成区の火災について「同居女性とけんかになり、いらいらしてライターで火をつけた」と自供していた。
府警の調べによると、足立容疑者は昨年12月11日未明、西成区鶴見橋のキムチ製造販売店のわきに置かれていた空き箱などにライターで放火し、木造2階建て店舗兼住宅延べ約200平方メートルを焼いた疑いが持たれている。
この火災で住人で韓国籍の康春伊さん(63)が逃げ遅れ、一酸化炭素中毒で死亡した。店内に火の気はなく、1階のシャッター外側とそばに置かれていた空き箱などが激しく焼けていたことから、府警は放火事件とみて捜査。店の向かいのアパートに住むA容疑者が浮上していた。
府警によると、A容疑者は放火事件後、天王寺区の路上で酔って寝ていた男性から現金数千円が入ったかばんを盗んだとして、2月4日に天王寺署に窃盗容疑で逮捕された。
けんかをしてむしゃくしゃしたという自分勝手な理屈での放火で、死亡者まで出ているのですからなんともあきれます。
放火は社会世相も反映します。長引く不況、派遣切り、政治不信・・・もっていくところのない負のエネルギーが放火など犯罪の一因になっているのでしょうか?
いずれにしても「自衛・・自分の安全は自分で守る」ということしかありません。
放火対策としては、
● 不審者を敷地内に入れない→外周警備システム● 建物外に放火されやすい物を置いておかない。
● 放火犯が隠れるようなスペースをなくし、死角をなくす。外灯などで明るくする。→防犯カメラ、人感ライト
● 放火をすぐに検知しベルやサイレン、音声で報知する→炎センサー、自主機械警備システムNEXT。
投稿者: スタッフ (2009年3月 9日 15:04)