今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ゴルフクラブ41本盗み売却…「生活のため」
愛知県警で逮捕された住所不定、無職男(55)。
昨年12月末、名古屋市中区千代田、不動産賃貸業の女性(52)方の駐車場に侵入、ゴルフクラブ41本(時価合計41万円相当)を盗んだ疑い。
調べに対し「昨年12月に建設関係の会社から派遣切りされ、路上生活をしていた。生活のため、ほかにも十数件やった」と供述しているということです。
盗んだクラブは、同市中村区のゴルフ用品店で1本1000〜3000円で売却、生活費に充てていました。逮捕時の所持金は4000円でした。
(3月17日読売新聞より抜粋)
派遣切りによる生活苦で窃盗や強盗・・というのが全国で増えています。
埼玉県では14日、乗用車を盗んだとして同県北本市二ツ家3、元派遣社員男(42)が逮捕されまし「派遣切りに遭い、自分で引っ越しの荷物を運ぼうと元同僚の車を狙った」と供述しているということです。解雇された会社近くのアパートから北本市内に引っ越し、「業者を頼む金もなかった」と話しています。
こういう素人がプロの領域に入ってきて犯罪を起こす事件が増えてくると、警察も従来の窃盗犯に加えて、その対応を行う必要が出てくるため検挙率も下がるのではないかと危惧します。
どちらにしても、今年は年間の窃盗犯や強盗の数は急増するのではないかと予想します。
多くの事業所や店舗、一般家庭が先の見えない不況のため財布の紐を固く閉じています。
しかし、一方で犯罪が急増、今回のように不況の影響で職を失った人が犯罪を起こすことになると、犯罪に遭遇する可能性も高くなります。
そして不幸にも窃盗被害に遭ってしまうと、その被害は保険だけでは対処できないことも多いのです。
たとえば金庫を破壊される、パソコンを盗まれる、ガラスを割られる、扉をこじ開けられる。商品・仕掛品・備品にいたずらされる・・・こうした被害全てに対応できる保険をかけておられる方は少ないです。
保険は保険目的として対象になるものをきちんと指定しないと対象にはなりません。
ですので、盗難保険に入っていたとしても対象にならないことは多いのです。
そんな対象にならない被害の場合、修繕費や購入費は自前です。
リースで購入したものでも、減価償却されリース残がリース動産総合保険の上限ですから新品を購入する費用にはなりません。やはり自前になります。
それにも加えてパソコンの中のデータは失う。顧客名簿など個人情報が入っていたら「個人情報漏洩」の加害者扱いになる。警察が調べる間は営業もできない・・。
それが窃盗被害に遭うということなのです。
この不況の中で、リスクは予防することが大切だと思いませんか?
「予防」こそが重要だと考えている防犯システムをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年3月18日 15:08)