今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
アマチュアの泥棒
15日午後10時前、滋賀県守山市の守山市民交流センターで、警報装置が作動した為、警備員が110番通報しました。
守山署員が約15分後に駆け付けたところ、男がセンター2階から外階段を下りてきました。
現金を盗んだことを認めたため、窃盗の疑いで現行犯逮捕しました。
調べでは、男は住所不定の男(50)。15日午後9時55分ごろ、センターの2階窓の留め具をドライバーで外して入り、センターを管理するNPO法人の1階事務所の金庫から、現金6202円を盗んだ疑いです。
侵入後、15分後に現場に駆け付けた署員に逮捕されていることから、この男、泥棒としては「アマチュア」と言ってよいでしょう。
「プロ」の泥棒であれば、犯行に15分も時間を掛けません。
5分で、「侵入・盗難・逃走」全ての犯行を完了させます。
5分以上かかるようなところは、事前の下見でターゲットから外すでしょう。
・侵入警戒システムや防犯監視カメラが設置されているか(侵入者は音や光を嫌います)
・扉やガラスを破壊して侵入できるか(侵入に時間が掛かるのも嫌います)
・逃走経路は確保できるか(誰かに見つかったとき逃げることができるか) など
リスクを犯して侵入し現金を盗み出したものの、6000円足らずの成果。
結局捕まってしまったのでは全く意味がありません。
但し、今回のようなアマチュアの泥棒は逆に少ないでしょう。
プロの泥棒が今もあなたを狙っているかも・・・。
投稿者: スタッフ (2007年4月16日 17:20)