今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
振り込め詐欺からひったくりへ 犯罪の移行
花見客を狙ったひったくり被害に注意が必要です。
振り込め詐欺に対する被害者の防犯意識が高まり、また、金融機関などの防犯カメラ設置や振り込め詐欺に対する注意や呼びかけ、ATMでの現金振込金額の限度額設定などが功を奏したのか、振り込め詐欺という犯罪を行いにくい環境が出来上がりつつあるようです。
それを察した犯罪者が振り込め詐欺からひったくりなどの窃盗被害に移行する者が増えてきているようです。
ヘルメットをかぶり、バイクなどで通行人を襲うと、犯人の背格好やバイクは印象づけられてしまいますが、顔を見られることはありません。
てっとり早く金品を手に入れることができると安易に犯行を考える犯罪者もいるようです。
女性や高齢者、子供など最も犯罪者に狙われる可能性がある人たちが、まず個々に防犯意識を高め、夜間一人で歩かないなど個別の防犯対策を行うことが重要です。
それ以外にも道路に防犯カメラを設置したり、地域のボランティアの方による見回り強化や住民同士の声掛けを積極的に行うなど、犯罪者にとって犯罪を起こしにくい環境を作り上げることも犯罪件数を減らすための防犯対策と言えるでしょう。
ひったくりについて
女性の防犯対策
東京・上野公園の花見客を狙い、バッグを盗んだとして、窃盗の疑いで、男(64)を現行犯逮捕した。
男は逮捕時の所持金が195円で、「生活費を稼ぐためにやった」と話しているという。
逮捕容疑は2日午後8時55分ごろ、八王子市の男性会社員(22)ら8人が花見をしていた際、財布などが入ったバッグを盗んだ疑い。
男が桜を見ずに、花見客のバッグなどを見て回っていたため、捜査員が追跡していました。
<4月7日13時53分配信 時事通信より>
投稿者: スタッフ (2009年4月10日 13:08)