今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
鳥取県の防犯事情 無施錠による窃盗被害が全国平均より大幅突出
鳥取県の調査で、無施錠により窃盗被害に遭う割合が全国平均より突出して高いことが分かりました。
07年に鳥取県内で発生した犯罪のうち窃盗犯は4299件で、全体の約7割を占めています。
内訳は、
自転車盗1146件
万引き727件
車上狙い545件 ・・・となっています。
窃盗犯の中でも無施錠での被害が深刻のようです。
窃盗犯のうち無施錠での被害の割合は、
車上狙い59%(全国平均38%)
自動車盗69%(全国平均27%)
オートバイ盗59%(全国平均24%)
空き巣などの住居侵入窃盗83%(全国平均38%) ・・・となっており、全国平均の割合を軒並み大幅に上回っています。
この状況を受けて、鳥取県は昨年5月末から6月にかけて、県内在住の18歳以上の男女287人に対して防犯意識に関するアンケートを実施しました。
<回答者184人中>
「短時間の外出時は自宅の玄関に鍵をしない」・・・67人(約36%)
「窓の鍵は閉めるが、風呂場やトイレの窓の鍵はしない」・・・40人(約21%)
「1階の窓だけ鍵をする」・・・28人(約15%)
「外出するときでも鍵はかけない」(無施錠)・・・20人(約10%)
大都市に比べ治安が悪くなく、地域コミュニティーがしっかりしていることが背景にあると考えられています。
<4月16日16時4分配信 毎日新聞より>
田舎では犯罪が少なく、隣近所の住民との交流もあり、泥棒などの不審者がいても周りが気が付いてくれるので今でも無施錠の家が多いと言われています。
しかし、都会で犯行を行っていた泥棒が次に田舎に移って犯行を行うというニュースを目にすることがあります。
ここでそんな犯行は起こらないだろう、ここから侵入されることはないだろう、という油断が大きな被害を招くことがあります。
万が一の被害に備えての防犯対策を行う、と言いますが、万が一というと数字に直すと0.01%ですが、実際に被害に遭う可能性はそれ以上ではないでしょうか。
殺人などの凶悪犯罪の件数は減っていると言われていますが、窃盗やひったくり、振込み詐欺などの犯罪は増えている地域が多いでしょう。
実際の犯罪件数などのデータ以上に、犯罪が増えていると感じる人が多い、「体感治安が悪くなっている」という表現を耳にされることがあると思います。
この傾向は今後も続くでしょう。
自分や家族の身は自分で守る時代ではないでしょうか。
防犯システムを導入する上で注意すべきこと
投稿者: スタッフ (2009年4月17日 10:43)