今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
甲府 民家から現金7000万円盗難
7日午後、甲府市下小河原町の無職男性(52)宅から現金数千万円が盗まれた、と甲府署に通報がありました。
窃盗事件として捜査しており、被害額は7000万円に上る可能性がある、ということです。
調べでは、男性は一人暮らしで、6日午前から7日午後にかけて自宅を留守にし、その間に被害に遭ったとみられています。
男性によりますと、盗まれたのは男性の父親が蓄えた現金7000万円で、2階寝室の押し入れに保管していたようです。
男性が県外の親類宅から同日午後2時ごろ帰宅した際に、室内に足跡があるなど、家中の部屋が荒らされているのに気付きました。
勝手口の鍵をかけ忘れていたということです。
<5月9日14時56分配信 毎日新聞より>
7000万円もの大金を自宅に保管しているにもかかわらず、勝手口の鍵をかけ忘れて外出してしまうというのは、自分は泥棒などの侵入被害には遭わないという思いからの油断でしょうか。
しかし、この油断で7000万円もの被害をこうむってしまうのは痛すぎます。
かけ忘れ、不注意などの言葉だけでは済まされないほど後々重くのしかかってきそうです。
多くの人がそうであるように、まさか自分が被害に遭うとは、なんて運が悪いんだ、などと侵入被害に遭ってから後悔します。
ガラスが割られただけ、部屋が少し荒らされただけなど数千円、数万円の被害であれば、運が悪かったなどの言葉だけで済ませることもできます。
しかし、数百万円、数千万円もの被害になると大変なことになります。
盗難保険や火災保険など、大切なものに保険を掛けておけば、万が一の被害に対して補償することができます。
ただし、保険金が満額支払われない場合、保険の補償対象外の被害など、保険だけに頼ることも危険です。
鍵・窓の閉め忘れをなくす、金庫への保管、金庫を床に固定する、扉・ガラスを破壊されないものに強化する、防犯センサーや防犯カメラシステムを設置するなど、さまざまな防犯対策がありますが、まずは自分ができることから取り組むことが大切です。
また、ひとつの防犯対策だけでに頼るのではなく、色々な防犯対策を組み合わせ、防犯意識の高さを外部にアピールしましょう。
そうすれば、泥棒はここはやめておこうと侵入対象から外れるようになります。
ホームセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年5月15日 11:51)
