今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「ピンサロ?それとものんちゃん?」“合い言葉”で窃盗
これは、産経新聞記事の見出しです。
タクシー運転手から現金を盗んだ少年5人の手口をご紹介します。
●少年らは3月17日午前3時50分ごろ、足立区西新井でタクシーに乗り、約800メートル走った同区谷在家で停車。現金5500円が入った男性運転手(57)の手提げ袋を盗み、乗車料金を払わずに逃げた疑いが持たれている。
少年は運転手の現金を盗むことを「ピンサロ」、タクシーを乗り逃げすることを「のんちゃん」と呼んでおり、車内では「ピンサロ行けるぞ(現金を盗めるぞ)」「のんちゃんで行こう(乗り逃げしよう)」などと合い言葉を使って会話していた。
5人は足立区を拠点にする非行グループ「我流會(がりゅうかい)」のメンバー。同署管内では今年1〜3月、タクシーをねらった窃盗事件が9件起きているという。
(5月26日 産経新聞より引用)
以前京都のタクシー運転手に聞いた話を思い出しました。
こうしたタクシー料金を払わずに逃げる犯人は、運転手の顔を確認してから乗車するそうです。
なぜ運転手の顔を見るか?というと、「この人強そう!」とか見分けるためではなく、「以前に自分が乗車して料金を払わず逃げた運転手かどうか」を確認しているのではないか、ということでした。
なぜなら、運転手は逃げられたお客様の顔まではなかなかしっかり見ていない場合もあるので全部覚えているとは言えないけれども、行く先を言われると、以前逃げられた客のことを思い出し、同一犯かどうかが思い出せる、とそのタクシー運転手は話していました。
タクシー強盗殺人の犯人も逮捕されましたが、ほんの数万円で人を簡単に殺す人間がこんなにいる世の中になってしまったことを改めて怖いと感じました。
「いつ、誰が、どんな状況で犯罪に出くわしてもおかしくない時代」、それが現在なのです。
投稿者: スタッフ (2009年5月27日 09:32)