今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
新婦のバックを新郎ダッシュで奪い返す。「愛情深まった」
毎回窃盗団や強盗といった悲惨な事件ばかりを掲載していますが、今日はちょっとめでたい話にしましよう。といっても、犯行は半年前に起こった「ひったくり」です。
●東京都内で結婚式帰りの新婦(26)が、ひったくりに遭い、新郎(27)が犯人を撃退してバッグを取り戻す事件が発生、警視庁は2日までに、窃盗の疑いで無職の男(26)を逮捕した。新婦は事件当時、妊娠中で「夫への愛情が深まった」と感激。夫婦の絆は、より固く結ばれたようだ。
女性会社員は昨年12月7日、男性会社員と品川区内で結婚式を挙げた。その後、新郎・新婦が手をつないで北区内の自宅へ歩いていた午後9時15分ごろ、同区赤羽南の路上で、自転車に乗った男が追い抜きざまに、新婦が左手に持っていた現金10万円などが入ったバッグを奪った。
新婦が「キャー」と悲鳴を上げ、被害に気付いた新郎が猛ダッシュ。約15メートル先で自転車の後の荷台をつかんで自転車を倒し、男ともみ合って、被害品を奪い返した。
新郎は「何とかバッグを取り返したくて必死に追いかけた」と話し、新婦は「夫への愛情が深まった。頼もしく思った」と、夫の勇姿をしっかり胸に刻んだ様子だ。
一方、男は、現場に携帯電話とJR目白駅のコインロッカーの鍵を落として逃走。その足で目白駅前の交番に寄り、「池袋で強盗被害にあい、コインロッカーの鍵を盗まれた」などとうその届け出をしていた。
この際に、自分の名前や実家の住所、携帯電話の番号などを申告。警視庁が、携帯電話などから男の身元を割り出し、5月22日に窃盗容疑で逮捕した。
(6月3日女子部ニュースより引用)
なんともどんくさい男です。
ひったくったバックは取り戻され、現場に形態電話とコインロッカーの鍵を落とし、その足で盗難届を出して、それが元で逮捕されているのです。
やはり悪いことはできません。
今回は新郎が雄姿を見せ、バックも戻り「めでたし、めでたし」でしたが、ひったくられる時に新婦がこけてしまい怪我をするという可能性もあります。
結婚して「幸せ一杯、隙一杯」状態で、手をつないで歩いていたのでしょうが、やはり隙があるとひったくりなどに狙われます。
●隙をつくらない。
●携帯電話で通話中、隣の人と会話中なども要注意。
●バックは車道側にはもたない。
●バックは斜めかけ、腕かけで邯鄲にひったくりができない状態にする。
●後ろから走ってくるバックや自動車、人に注意する。
投稿者: スタッフ (2009年6月 5日 09:25)