今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
またまたコンビニ強盗
●防犯カメラに犯行の一部始終(日テレNEWS24 4/19)
愛媛県松山市のコンビニエンスストアで、男が包丁で店員を脅し、現金約5万円を奪って逃げた事件。
防犯監視カメラがとらえた犯行の一部始終が公開されました。
強盗事件があったのは、松山市のコンビニエンスストア。
犯行映像を確認すると、最初男は、犯行直前まで漫画売り場にしゃがみこみ、店内の様子をうかがっていました。その後、店長がトイレに行き女性店員が1人になったのを確認してレジに向かいました。
ニュースの報道内容では、
女性店員が小声で何かを話す男の言葉を聞こうと少し身を乗り出したところ、男は「ちょっと言いにくいんだけど、お金出してくれる?」と包丁を出して脅した模様。男は女性店員がレジから出した約5万円を奪い逃走。
●札幌市内で、コンビニエンスストアを狙った強盗未遂事件が2件発生。
・札幌市内のあるコンビニエンスストア�@に、目出し帽を被った男が押し入り。
カウンターには誰もおらず、男はアルバイトの男性がいた店内の休憩室に向かったが、店員が休憩室と売り場を隔てる扉を締め切ると逃走。
・札幌市内のあるコンビニエンスストア�Aに、男がカウンターにいたアルバイトの男性に包丁を突き付け「金を出せ」と脅した。店員がカウンター内の非常ボタンを押し、店内の事務室にいた別のアルバイトの男性が現れると、男は逃走。
●コンビニに強盗、5万円奪い逃走 札幌・豊平区(4/18)
コンビニエンスストアに男が押し入り、事務室にいたアルバイト店員の男性に包丁を突きつけて「金を出せ」と脅し、レジにあった現金約五万円を奪って逃走。
最近コンビニ強盗件数、増加率はすさまじいものがあります。
各コンビニ店舗では、防犯マニュアルでは防ぎきれない強盗などを少しでも回避しようと様々な対策が検討されているのが現状ようです。
強盗に狙われるのは、やはり人手の少ないお店。強盗未遂事件のように、複数の従業員がいるとわかれば逃げ出す強盗犯が多いようです。
二人以上勤務させることが、強盗対策に効果があるとわかっていても、スケジュールの都合や人件費の問題などで、なかなかな実行できないのが現状だと思います。
しかし、被害にあってからだと取り返しがつきません。(先日の事件では、強盗犯に殺害された方もいらっしゃいます。)
特に深夜時間帯(午後10時〜午前7時)の強盗が多数発生しています。この時間帯からでも単独の時間をつくらないことが先決では・・・。まずは、できるところから。
店員は複数名配置し、特に深夜時間帯(午後10時〜午前7時)単独の時間を作らない。
全てのお客に対して必ず顔を見て挨拶(声かけ)の徹底。
「コンビニ強盗排除宣言」などのポスター・ステッカーを目立つところに貼る。
警備員の巡回など警備体制の強化。
防犯責任者の選定。
金銭管理。レジ内には必要以上の現金を置かないことを徹底する。
強盗対策用防犯設備を設置する。
緊急通報装置。腕時計型送信機やフットスイッチなどと連動し、自動通報する。
カラーボール・カラースプレイ・強盗対策シールドなどをレジに常備する。
など、詳細は泥棒大百科をご参照ください。
投稿者: スタッフ (2007年4月20日 10:39)