今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
盗んだ商品の行方
泥棒が狙うのは現金だけではありません。
最近はインターネットの普及であらゆるものがネットオークションで販売できます。
又、中古商品を販売する店も多く、そうした店で換金するケースも後を絶ちません。
泥棒が盗んだ商品をどう取り扱ったか、2例をご紹介します。
●サンスター元部長が万引 ネットで転売、5000万円売り上げか(7月14日 産経新聞より引用)
セール会場から約1000万円相当の衣類などを万引きしたとして、デンタル製品販売会社「サンスター」の元部長の男が窃盗の疑いで警視庁東京湾岸署に逮捕、起訴されていた。
万引きした商品をインターネットオークションで売っていた。
押収した台帳から約5000万円の売り上げを得ていたとみられ、「小遣いがほしかった。7、8年前からやっていた」と供述している。
逮捕容疑は、平成18年5月から昨年12月11日までに複数回にわたり、東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開かれたセールの会場で、衣類やカバンなど計185点(約1000万円相当)を万引きしたとしている。
●スノーボード盗難の被害者がリサイクルショップで盗難品を発見、容疑者逮捕/川崎(7月12日カナロコより引用)
川崎署は11日窃盗で逮捕された相模原市出身で住所不定、無職の容疑者(42)。
10日午後6時25分ごろ、川崎市川崎区砂子1丁目のマンションで、エレベーターホールに置いてあった住民の男性(47)のスノーボードなど計6点(約4万8千円相当)を盗んだ。
被害に遭った男性が「季節外れのスノーボードを盗むとは、売るに違いない」と11日午後、JR川崎駅近くのスポーツ用品リサイクルショップに出向いたところ、自分のスノーボードを発見。川崎署に連絡したことから同容疑者が浮上した。
インターネットオークションに盗品が出ていることは時々ニュースで目にします。
被害者の方が自分の商品が販売されていないかとオークションを調べ、出展品から犯人逮捕にいたった事件も数多くあるようです。
泥棒が盗むモノ・・それはここ数年で大きく変化しています。
もちろん昔と同じように「現金」はどんな泥棒も好きなのですが、現金以外も狙うようになってきました。
パソコン、ノートパソコン、家電製品、携帯電話、ガソリン、金属、学校の楽器、野球部の道具、果物・米・野菜、仏像・・・・あらゆるものが最近では換金できるため、泥棒にとっては盗むべき対象物になっているのです。
やはり、泥棒に対しては、「狙わせない、侵入させない」自主機械警備システム(防犯対策)で予防することが大切です。
投稿者: スタッフ (2009年7月21日 08:40)