今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「自宅警備員」
【自宅警備員】て何のことだと思いますか?
自分の家に警備員を駐在させているのかな?
なんて多くの方は考えると思うのですが、この【自宅警備員】が「引きこもり」のことだとわかる人は、若者新語にかなり精通している人だと思います。
引きこもりが自宅警備員とは、まあ良く考えたなあと思いますが、実際には警備どころか対応を間違えると非常に危険な状態となります。
「空き巣」というのは家人が不在である時に侵入して金品を盗む手口をいいます。
空き巣の多くは事前に【下見】を行い、いつ頃留守になるかということを調べて犯行に及びます。
● 洗濯物が干しっぱなしになっていないか?
● 夕方なのに室内照明が付いていないか?
● 郵便受けに新聞や郵便物が溜まっていないか?
● 電気メーターが動いているか?
それでも侵入決行前には留守であることを「不在確認」を行って、最終確認します。
不在確認の方法は?というと、
● インターホンを鳴らしてみる
● 電話をかけてみる
● 窓に小石を投げてみる
といったことです。
インターホンを鳴らしてみて、回答がないと、侵入口より侵入をしようとするのです。
人目につかない、侵入しやすい窓や扉から侵入するのです。
そんな「不在確認」の時に、たまにお年寄りなどで「じゃまくさい」のかインターホンに出ないという人がいるのです。ところが泥棒は「不在」だと勘違いして侵入する。
そして「鉢合わせ」 これが、「居直り強盗」という悲劇を呼ぶことになるのです。
引きこもりの若者も同じです。
家族とも接触をとらない、という引きこもりの人が、インターホンが鳴っても対応しない可能性は高いと思います。そこで泥棒は侵入。そして鉢合わせ。
老人と違い、体力になまじ自信があると泥棒に抵抗しようとします。
ところが泥棒の多くが武器を持っている。そして極度の緊張状態にある。
それで怪我をしたり最悪の場合命を失う・・そういう可能性があるのです。
引きこもりが「自宅警備員」とはほど遠いということがお分かりいただいてでしょうか?
やはり、自宅にはホームセキュリティを導入することをお勧めします。
セキュリティハウスのホームセキュリティシステムは不在時はもちろんのこと、在宅時の警備も実施します。
自宅の場合、まったく不在になることの方が少ないと思います。
家の中に人がいるとき、いかに安全かということも大切です。
投稿者: スタッフ (2009年7月23日 09:15)