今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
拓大生ひったくり。「TV見て、簡単にできると…」
大学生による犯罪が最近目立っています。
集団強姦や麻薬、そして今回はひったくりです。
●バイクで追い抜きざまに男性からバッグをひったくったとして、警視庁捜査3課などは窃盗の疑いで、東京都目黒区緑が丘、拓殖大工学部3年男(20)を逮捕した。
「遊ぶ金欲しさにやった。テレビを見て、自分でも簡単にできると思った」と容疑を認めている。
7月3日午後10時半ごろ、目黒区八雲の路上で、歩いていた飲食店従業員の男性(30)から、バイクで追い抜きざまに現金約4万円などの入ったバッグをひったくった疑いが持たれている。
「女性を狙っていたが、傘をさしていたため間違えた」と供述。
犯行後、男性が「おい、待て」と声をあげたため、驚いて盗んだバッグを路上に投げ捨てたという。
その後、緊急配備中の警察官に職務質問を受け、逃走したが、警察官がナンバーの一部を覚えていた。
同課は容疑者が、昨年末ごろから世田谷区などで発生した約30件のひったくり事件に関与している可能性があるとみて調べている。
(7月31日産経新聞より引用)
「ひったくり」はこの大学生が供述したように特殊な道具も技術もいらず手っ取り早くできるということで昨年10月の世界不況以降、強盗とともに増加している犯罪です。
今年1〜5月の認知件数は08年同期と比べいずれも14%増となっています。
被害者の93.3%は女性であり、徒歩での被害が64.0%を占めています。
被害の最も多い時間帯は、20時から22時までの間(20.6%)という特徴があります。
ひったくりで死亡という最悪の結果を迎えたケースもあります。
16歳の少年が他の少年2人と共謀5月7日夕、柏原市今町の路上で、歩いていた無職、内山賢子(たかこ)さん(当時73歳)からバッグを奪おうとして転倒させ、頭を打って11日後に死亡させたことを覚えておられる方も多いと思います。
「金を取る目的だった。誰でもよかった」と少年は供述しているようです。
高齢者や女性が特に狙われる傾向にあります。常に防犯意識を持って行動することが大切です。
●道路側にカバンを持たない。
●カバンは斜めがけにする。
●車道からできる限り距離をとる。
●携帯電話中などが特に注意。
●人通りの少ない道に注意。
ひったくりの防犯対策
投稿者: スタッフ (2009年8月11日 10:48)