今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
振り込め詐欺対策に特殊フィルムで携帯遮断
「振り込め詐欺」ではないかと疑っていても振り込ん被害に遭ってしまった人が3割・・といったニュースも目にします。
「家族が困っている、何とか助けたい。」
その気持ちを逆手に取った本当に悪質な犯罪だと思います。
その振り込め詐欺を防止するために、愛知県警が実験している特殊フィルムのニュースをご紹介いたします。
●「振り込め」指示の携帯遮断=ATMに特殊フィルム−全国初の防止実験・愛知県警
振り込め詐欺の被害者が携帯電話による指示で現金自動預払機(ATM)から現金を振り込むケースが多発しているため、愛知県警は19日、電波を遮断する特殊フィルムを名古屋市内の無人ATMコーナーの壁に張り付け、携帯電話が使えないようにする実験を始めた。
全国初の試みで、県警は実験結果を踏まえ、金融機関に導入を働き掛ける方針。
県警地域安全対策課によると、フィルムは透明で、東京都内の化学メーカーが開発。無線LANを使用する民間企業のオフィスで、企業秘密を外部に流出させないために使われている。電波を約9割遮断できるという。
(8月19日時事通信より引用)
こうした特殊フィルムが各金融機関で導入され、少しでも被害に遭う人が少なくなるといいのですが、実際には犯人グループは又違う方法で犯行を行うのではないかとも予測されます。
関西大学の野球部の部員、元部員が振り込め詐欺の犯罪に関与していたとのニュースもあります。
窃盗組織はいろいろな人間を加え、いろいろな手口で行います。
イタチゴッコであることはいなめません。
やはり根本的には、家族間のコミュニケーションだと思います。
振り込め詐欺の手口の詳細は警察庁のHPなどいろいろなサイトで紹介されています。
そうした手口の内容に関して家族で話をする。
家族が常にそうした話をして意思が通じていたら犯人にとっては非常に犯行がしにくい環境となります。
そして防犯意識。
振り込め詐欺被害者の7割が「自分は詐欺に遭わない自信があった」と答えている事が神奈川県警察本部の調査にありますが、そうした過信を持つのではなく、自分も犯罪に遭う可能性があるのだという認識から、どうしたら防げるのかを考え、常にアンテナをはることが重要です。
投稿者: スタッフ (2009年8月19日 13:34)