今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
捜査中 パトカー盗まれる
どんなものでも盗む泥棒。
自動車そのものも盗難が多いのですが、そのほとんどが外国などに転売目的です。
ところが、前橋市で発生した自動車盗難はちょっと??って感じです。
泥棒が盗んだのは、なんと捜査中のパトカー。
5日午後4時50分すぎ、前橋市本町の本町郵便局前の国道50号で110番で郵便局に駆け付けたパトカーなんです。
「盗難カードが使われた」との110番を受け、午後4時ごろ、パトカーで郵便局に到着し、局員から聞き取りをして、パトカーの無線を使用して局内に戻った直後に盗まれました。
キーを付け、エンジンをかけたままの状態で駐車していたとのことです。
この「キーをつけたまま」というのが自動車盗難に遭い易い条件でもあるのですが、なんせパトカーですから転売することもできないし、警察ではどこをパトカーが走行中かすぐに確認ができるわけで、すぐに捕まるのは冷静に考えればわかると思うのですがね。
このパトカーも約10分後、約4.2キロ離れた同市緑が丘町の民家車庫に止まっているのを別の署員が発見し、車内にいた男(47)を窃盗容疑で緊急逮捕したとのことです。
このパトカーは「キーをつけエンジンをつけたまま」の状態でしたが、最近は自動車盗難の手口も多彩です。
H8年56.3%あった鍵をつけたまま少し車を離れた隙に・・・といったキー有りの被害は、自動車盗難被害の増加に伴い平成17年上半期28.0%と年々減少しているのです。
たまたま通りがかった時に自動車にキーが入っていたので盗まれたといった被害ではなく、プロの窃盗団による車種を絞った盗難が増えているのです。
自動車盗難の手口も巧妙化し、窓を割ってといった原始的方法からピッキング、不正合い鍵作成、赤外線や電波を使用したワイヤレスキーの不正解錠など、どんどん巧妙化しています。
先日は、自動車販売会社で試乗会で前日に乗ったときに合鍵を作り高級車を次々に盗む・・という手口がありました。
良く考えると自動車は数百万円もする高額商品。それが屋外に放置されているわけです。
もっとそういう目でマイカーも見て、きちんと対策する必要があります。
投稿者: スタッフ (2007年2月 6日 09:13)