今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
金庫破りの男 侵入先でビール飲みDNAから逮捕
大阪市内で金庫破りなどを繰り返したとして、大阪府警捜査3課などは3日、窃盗などの疑いで大阪市浪速区元町、無職の男(61)を逮捕し、計137件(被害総額約4750万円)のすべてを裏付け、送検したと発表しました。
男は盗みの最中に冷蔵庫にあるビールやお茶を飲んで再び元の場所に戻すことがあり、容器に残った唾液(だえき)のDNA分析から裏付けがとれたケースもあったということです。
逮捕・送検容疑は平成14年3月から20年11月にかけて、大阪市西区を中心に、深夜に会社事務所などに忍び込み、137件の窃盗を繰り返したとしています。
府警によると、警備会社と契約していない事務所を狙い、窓の格子を外すなどして侵入。
バールなどで金庫をこじあける手口で盗みを繰り返していたということです。
男は20年12月に窃盗容疑などで逮捕され、137件のうち12件(約1083万円)は公判中ということです。
<9月3日21時18分配信 産経新聞より>
侵入した現場で金庫を破った後、冷蔵庫からビールやお茶を飲み、容器をそのままにして逃げていた男が唾液のDNA分析をもとに逮捕されました。
現場に証拠となりうるものをそのままにしていくというのも驚きますが、盗みの最中にビールを飲むという神経の太さ(鈍さ?)にも驚きます。
指紋や足跡など現場に残さないのが泥棒の鉄則だと思いますが、最近は違うのでしょうか・・・。
手口として、警備会社と契約していない事務所ばかり狙っていたようですが、やはり防犯対策をしっかりとしたところは狙わず、そうではないところを狙っていたのでしょう。
防犯システムや防犯カメラが設置されているところはステッカーなどで「防犯システムがついていますよ」とアピールします。
泥棒にしてみれば、ステッカーがついていないところをを狙おうということになります。
防犯システムは設置されていないけれども、ステッカーだけをつけている家もあります。
もちろん、泥棒がステッカーだけを見て、この家はやめておこうとターゲットから外す場合もあるでしょう。
しかし、よく観察すれば防犯システムがついているかどうかは外観を見ればすぐに分かります。
「ステッカーだけ」に頼るのは危険です。
泥棒に見破られて思わぬ被害に遭う可能性もあります。
やはりしっかりとした防犯システムや防犯カメラシステムを事前に設置されることをお勧めします。
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投稿者: スタッフ (2009年9月 4日 10:01)