今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
廃墟の後が不安。放火や溜まり場に・・。
20日午前4時10分ごろ、千葉県勝浦市部原の木造平屋建て住宅が燃えているのを巡回中の県警勝浦署員が発見。約1時間後に消し止められたが、同1棟約100平方メートルを全焼しました。
この住宅は覚せい剤取締法違反で起訴された女優の酒井法子=本名・高相(たかそう)法子=被告(38)と夫の高相祐一被告(41)が別荘として使用していました。
普段は人は住んでおらず火の気もないうえ、中央の和室付近が激しく燃えていたことから、警察では何者かが室内に侵入して放火した疑いがあるとみて調べています。
酒井法子の別荘ということでマスコミを始め多くの人の注目を浴びていた住宅が放火の疑いで全焼したというのは、地元の住民にとっては非常に不安であると思います。
千葉県南部では19日夕から夜にかけ、鴨川市と君津市でも別荘や空き家が燃える不審火が計3件相次ぎ、県警は関連を捜査しています。
この別荘は廃墟ではありませんが、常日頃は無人でした。
無人建物、廃墟(閉鎖テーマパーク、何年もの間使われず荒れ果てたビルなど)が今人気になっています。「肝試し」などになって若者が見学に行くケースもあるようです。
そうした廃墟が地元で問題になっているニュースがありました。
●閉鎖テーマパークや荒れ果てたビルなどの「廃虚」が、インターネットなどを通じて人気化している。しかし、非行少年のたまり場になるなど問題となるケースは多く、地元では不安の声が聞かれる。
22日午後6時ごろ、新潟県阿賀野市笹岡の閉鎖テーマパーク「ロシア村」の関連施設、「マールイホテル」の1階ホール付近から出火し、コンクリート3階建てのホテル1〜3階の約350平方メートルが焼けた。阿賀野署の調べでは、電気、ガスは止まっており、放火の疑いもあるという。
ロシア村は経営不振で平成16年に閉園し、興味本位で立ち入る若者らに荒らされた。村に通じる道路は入り口の数百メートル手前で施錠された門によって閉ざされているが、近くまでつながる林道から何者かが入り込んでいるらしい。このため、地元の管理団体は、この入り口も廃車でふさいだが、その車はひっくり返されてスプレーで落書きされていた。地元住民は、「夜になると物を壊す音がする」といった不安を訴えてきた。
村内施設のドアはこじ開けられ、窓ガラスが割られて惨憺(さんたん)たるありさま。ネット上には、そんな写真が何枚も出回り、「(原発事故が起きた)チェルノブイリのようだ」などと書き込まれている。
玄界灘に浮かぶ廃虚の島、端島(はじま=長崎市)は、かつての炭坑の町「軍艦島」(通称)として知られ、今年春に観光訪問が解禁されると、ツアー申し込みが殺到した。廃虚人気は、こうした有名スポットだけでなく、甲信越の閉鎖テーマパークやホテル、スキー場跡に及び、ネット上で紹介されている施設も多い。
ただ、廃虚とはいえ無断で入り込めば建造物侵入などの罪に問われる。老朽化して危険な施設もあり、関係者は対策に悩んでいる。
(9月25日 産経新聞)
こうした建物をつぶすにもお金が必要です。
そのために何もできないまま、荒れ果てているうちに放火や溜まり場になるというのは地元にとっては景観の問題だけでなく治安の面でも問題です。
いかに侵入をふせぐか・・・でも電気も何もない状態ですから、少々難しいですね。
別荘などは防犯システムでの遠隔監視が可能です。
侵入や放火などを検知し、すぐに画像やメール、音声でオーナーや地元の管理者に通報することで被害を最小に押さえることができます。
別荘向け防犯システム
投稿者: スタッフ (2009年9月28日 17:17)