今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
大阪市内の民家で強盗
全国で強盗が多発しています。
●民家に侵入して女性をナイフで脅し現金を奪ったなどとして、大阪府警捜査1課と東淀川署は29日、強盗と窃盗の疑いで、自称大阪市東淀川区淡路、コンピューターサービス業男(35)を逮捕した。府警によると、今年7月から周辺でほかに同様の事件が2件発生しており、関連を調べている。
今月10日未明、東淀川区淡路の民家に無施錠だった2階の窓から侵入。1階で寝ていた女性(62)にナイフを突き付けて「カードと通帳を出せ」などと脅迫し、現金4千円とキャッシュカードを奪った。さらに同日午前9時半ごろ、近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で、奪ったキャッシュカードを使って現金3万円を引き出し盗んだとしている。
28日夕、東淀川区内でこのコンビニのATMのカメラなどの映像と酷似した男を捜査員が発見。任意同行したところ、容疑を認めたという。
(9月29日 産経新聞より引用)
「緊縛強盗」が全国で発生しています。
●9月28日午前4時10分ごろ、茨城県土浦市藤沢、家畜商Mさん(42)方から、「助けて」と声がするのを新聞配達員が気付き、販売店を通じて110番。駆けつけた土浦署員が、室内で手足を縛られているMさんを発見した。
28日午前1時から2時ごろにかけ、複数の男がMさん方に押し入り、Mさんを殴り、刃物を突きつけて「金を出せ」と脅した。男たちは、持参したロープでMさんを縛ると、室内を物色して逃走。居間にあった現金4、5万円入りの財布や腕時計がなくなったという。男たちは外国人とみられる。(1ZA9月28日より引用)
●9月2日午前10時10分ごろ、大阪市阿倍野区阪南町の無職男性(38)から「自宅に男らが押し入り、粘着テープで縛られて金を奪われた」と110番があった。阿倍野署員が駆け付けると、男性はすでに粘着テープを解いており、現金約500万円と額面200万円の手形が入ったかばんのほか、約500万円相当の高級腕時計が奪われたと説明した。男性はもみ合った際に顔を殴られたといい、軽傷。阿倍野署は強盗致傷容疑で調べている。(1ZA9月2日より引用)
●7月6日午前3時20分ごろ、東京都豊島区東長崎のマンションで、このマンションに住む飲食店従業員の女性(36)が、部屋の前で後ろから3人組の男に羽交い締めにされ、自室に押し込まれた。男らは女性の手足を粘着テープで縛って、「金を出せ」と脅し、室内にあった約1300万円を奪って逃走した。
女性は自力で粘着テープを外し、午前4時ごろ110番通報した。女性は口に擦り傷を負った。
男らは目出し帽で覆面をしていたという。
平成21年度上半期で「強盗」が認知件数2399件、その内住宅では244件発生しています。
その内、「侵入強盗」は970件。住宅へは180件発生。その内一戸建て住宅は49.4%、4階以上の共同住宅は22.8%、3階以下の共同住宅は27.8%となっています。
「侵入強盗」の内、身体犯(侵入強盗殺人・致死、侵入強盗傷人及び侵入強盗強姦)171件発生しています。
侵入強盗殺人・致死が11件、傷人が163件、強姦が29件。
一瞬にして不審者が侵入し命まで奪われるという被害がこれほど発生しているのです。
強盗対策の基本も「建物の中に不審者を入れない」ということです。
敷地への侵入を赤外線センサーや人感ライト、人感スピーカーなどで検知音声威嚇し、それでも侵入しようとする不審者に対しては窓・扉のこじ開けようとした時点で大音量の音による威嚇撃退を行うことが基本です。
又、無線タイプ(ペンダントや腕時計、カード型)の非常用押しボタンにて離れた場所にいる知人に緊急通報するシステムなどを併用するとより安心です。
その他、無施錠の窓、扉をやめる、簡単に訪問者を建物の中に入れないなどを行うことも重要です。
投稿者: スタッフ (2009年9月30日 10:59)