今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
病院専門泥棒
京滋など10府県病院荒らし
病院専門のドロボーが逮捕されました。
●滋賀や京都など10府県の病院で窃盗を繰り返したとして、大津北署などは9日までに、宮崎県延岡市塩浜町3丁目、飲食店店員男A(37)=窃盗罪などで公判中=と滋賀県甲良町小川原、清掃作業員男B(29)=同=を追送検し、被害約150件、総額約1150万円を裏付けて捜査を終結した。
昨年6月ごろから今年4月ごろまで、Aが見舞客を装い、患者や見舞客が不在の病室に侵入して室内の現金や腕時計などを盗み、Bが待機する車で逃走していたという。
県警のこれまでの調べでは、2人は今年2月25日午後3時ごろ、大津市内の病院で同市清風町の会社員男性(58)のかばんから現金を盗もうとしたとして、窃盗未遂の疑いで逮捕された。
(10月10日京都新聞 より引用)
この病院専門泥棒は、見舞客を装い不在の病室に侵入して入院客の所持品を盗んでいました。
実際に入院中、検査やリハビリなどで病室にいないことも多く、その無人の病室にもし泥棒が侵入したとしても、周囲は見舞客と思い不審に感じません。
今年の夏防犯講演会で講師をした時に、入院中の病院に外国人の入院客がおり、そこに多くの見舞客が来ていて、手術中に財布のカードデータがスキミングされたと思われる被害のお話を聞きました。
身に覚えのない家電製品の購入があったとカード会社からの電話で知り、別のカード会社に連絡したところそのカードもスキミングされ不正に使用されていました。
こうした被害の対策として 入院中の貴重品を保管する保管ボックス「セキュリティボックス」が病院や老人ホームなど施設で運用されています。
ボックスの中に貴重品を入れ、カードキーで施錠。
万が一そのカードキーを紛失したり持ったまま退院してしまってもすぐに消去させることができます。
投稿者: スタッフ (2009年10月15日 13:02)