今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
工事用ケーブル泥棒 3年前から100件の犯行
建設現場で工事用ケーブルを盗んだとして、警視庁大井署は26日までに、窃盗容疑で、埼玉県鳩ケ谷市辻、無職高橋秀明容疑者(69)を逮捕しました。
同署によると、容疑を認め、「3年前から都内や埼玉、千葉県で同様に100件ぐらいやった」と供述しており、裏付けを進めています。
逮捕容疑は先月21日午後7時から22日午前10時半ごろの間、東京都品川区勝島のショッピングセンター建設現場で、銅製の工事用ケーブルなど約24点(約620万円相当)を盗んだ疑いです。
<10月26日17時39分配信 時事通信>
犯行時刻が前日午後7時から翌日午前10時半の間ということですが、深夜だけでなく、昼近くまで犯行を行っていたというのですから妙に堂々とした犯行です。
盗まれた銅製の工事用ケーブルは、24点で620万円もの価値があるということです。
1晩で620万円もの稼ぎになるのであれば、多少のリスクは問題ないという考えでしょうか。
どちらにしても、その建設現場周辺は人通りも少なく、犯行を行いやすかったのでしょう。
泥棒は事前の下見で犯行現場を探すと言われています。
ターゲットに選ばれたにはそれなりの理由があったのではないでしょうか。
その銅製ケーブルが無造作に放置されていた、囲いもなく容易に侵入できるなど。
最近、工事中の現場から資材や道具が盗まれる事件が増えています。
元・建設業や元工事人という泥棒もいますが、建設現場における保管体制の甘さをついた犯行と言えます。
毎日、工事が終了するごとに資材や道具を現場から撤去するのは大変でしょうが、その保管体制は見直す必要があると思います。
こんなもの誰も盗まないだろう、という考え方は通用しません。
今や何でも簡単に売買できるルートがあります。
リサイクルショップやネットオークションなどで個人が簡単に売買できます。
投稿者: スタッフ (2009年10月27日 10:24)