今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
連日泥棒に入られた店舗、家をどうすれば狙われなくなるか?
泥棒っていうのは一度その手口で侵入が成功すると、同じ手口で犯罪を繰り返します。
そして狙うのは「侵入しやすい建物」。
泥棒にとって最も侵入しやすい建物は何か、というと、それは「一度侵入した先」
詳細の間取りも、お金の置いてある場所もわかっているわけで、犯行しやすい環境が整っているわけです。(もちろん途中で防犯対策を実施すれば別ですが)
同じ店、同じ家を何度も侵入窃盗していた事例をご紹介します。
●盗難:同じゴルフ店で連日 名古屋(10月28日毎日JP)
28日午前1時40分ごろ、名古屋市千種区姫池通のゴルフ用品店「リーワード」で、ショーウインドーのガラスが割られているのを通行人が見つけ、110番した。店内にあったゴルフバッグなど5点(23万円相当)が盗まれていた。同店では26日夜〜27日未明にも別のガラス戸が割られ、ゴルフクラブなど11点(約130万円相当)が盗まれていた。千種署は同一犯の可能性もあるとみて、窃盗事件として調べている。
●住居侵入・窃盗:被害5回、住人がビデオで監視 横顔など撮影、男を逮捕 /鹿児島
(10月28日 毎日新聞)
鹿児島西署は27日、鹿児島市の住宅に侵入し、現金を盗んだとして、住居侵入と窃盗容疑で同市唐湊3、無職、出口初男容疑者(43)を逮捕した。9月中旬〜10月下旬に計5回、同様の被害があった住人がビデオカメラをセットして監視。その映像が逮捕の決め手になったという。
10月22日午前4時ごろ、鹿児島市の歯科医師男性(60)方に、無施錠の窓から侵入。居間にあった現金4000円を盗んだ、とされる。出口容疑者は「パチンコ代がほしかった」などと容疑を認め、ほかの4件も関与をほのめかす供述をしているという。
男性宅は9月18日〜10月7日に計3回、引き出しの中や机の上から現金合計約21万5000円とデジタルカメラなどが盗まれる被害があり、男性が居間に家庭用のビデオカメラを設置。10月22、23日未明にも連続して住居侵入、窃盗事件があり、ビデオに横顔や盗む様子が映っていたという。
泥棒の被害に遭われた時、まず愕然とし、そしてその後怖くなる場合も多いです。特に女性の場合は、泥棒が触れたかもしれないモノが身近にあるのが嫌であったり、又入られるのではないかと怖くなり、眠れない、といった声も聞きます。場合によっては引越しをされるケースもあります。
又、被害の内容を思い、くやしくなりなんとか泥棒を捕まえたい、二度と入れないようにしたい、と警察や防犯業者にご相談されるケースもあります。
セキュリティハウスにご連絡いただくケースも多く、その場合には、防犯診断を行い、どうしてその建物が泥棒に狙われたのかを見させていただきます。
被害に遭った建物にはそれなりの理由があります。
例えば、塀が高くて一度敷地に入ってしまうと自分の姿が周囲から見えない。
植木がうっそうとしていて周囲から見えない。
隣の建物から伝って2階のベランダに簡単に移れる。
窓ガラスが大きく窓にはクレセント錠がついているだけ。
こうした「人目につきにくく簡単に侵入できる環境」がどこなのかを分析し、周囲の環境も含めてその建物の脆弱な部分を洗い出し、そしてそれをどう補って「泥棒に侵入されない環境」にするのかをご提案するのです。
防犯カメラや防犯システム、補助錠、防犯フィルムといったモノを設置するということももちろんご提案します。
そして、それ以外に、塀の高さ、植木の剪定、防犯灯・・といった「死角をいかくになくすか」ということも同時にご提案することで 防犯意識も高くなりますし、泥棒から見た時に「侵入しにくい環境」となるのです。
泥棒が嫌がる環境
こうして防犯環境を作ることができるので、泥棒にとっては「最も侵入しやすい環境」ではなくなるため、何度も被害に遭うということはなくなります。
防犯 相談
投稿者: スタッフ (2009年10月29日 10:00)