今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「先のとがったドライバーのようなもので、ガラスを割って侵入するなど、プロの手口による犯行が目立つ」
福岡県で今年の10月上旬、九州電力の社員を装い、点検を理由に民家に入り家にある現金・貴金属を盗むという被害が発生していましたが、又同じ福岡県の田川地区で民家を狙った空き巣が多発しているというニュースが紹介されていました。
●田川地区で空き巣多発 前年比51件増地域で防犯対策を 田川署呼び掛け
田川地区で今年、留守宅を狙って、現金などを奪う空き巣被害が増えている。
田川署が9月末現在で確認した件数は、137件で、昨年同期比で51件の増加(59%増)。
同署は「出入り口の鍵を二重、三重に閉めるなどの対策を取ってほしい」と注意を促している。
同署生活安全課は「先のとがったドライバーのようなもので、ガラスを割って侵入するなど、プロの手口による犯行が目立つ」と指摘。
(2009/11/05 西日本新聞朝刊より引用)
「ガラス破り」による空き巣。
「ガラス破り」は一戸建て住宅の侵入窃盗で多い手口です。平成21年度上半期で1万1千447件発生しています。これは41.6%になります。
(最も多いのが「無締り」42.1%です)
一戸建て住宅での防犯対策
●「無締り」つまり施錠を忘れたり、施錠していない窓や扉から入られるのをまず防ぐ。短時間でも扉は施錠する。窓、特に2階や3階、トイレ、風呂場の窓を施錠する。
●窓には補助錠前を設置する。
●窓が道路から死角になっていないかを確認し、死角になっている場合にはその原因を取り除く。塀を低くする。植木を剪定するなど。
●吐き出し窓など開閉口が大きな窓は特に注意が必要。
●窓に窓開閉検知センサーなどを設置し、こじ開けられた瞬間にベル・サイレンなど音で威嚇撃退する。
●窓に近づいた時点で音声などで警告したり、室内照明を点灯する外周警備システムを導入する。
投稿者: スタッフ (2009年11月 6日 10:28)