今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
牧草盗難 重さ500キロが25個
「モウ困った!牧草盗難 重さ500キロが25個」なんておかしな見出しがついたニュースをご紹介します。
●北海道別海町の牧草地から、円柱状に固めた牛の保存飼料「牧草ロール」が25個盗まれたことが、28日分かった。ロールは直径約1.5メートル、幅約1.2メートル、1個の重さは約500キロにもなる。届けを受けた北海道警中標津署が窃盗容疑で調べている。
道東あさひ農協(別海町)によると、被害に遭った酪農業の男性(48)は7日、自宅から数キロ離れた牧草地でロールを作り、発酵させるためビニールで包んでそのまま置いていた。21日に保管場所に移動させようとして、なくなっていることに気付いたという。
ロールは通常1個約5000円で取引されており、被害額は十数万円。
異例の盗難に、同農協の担当者は「今年の夏は近年まれにみる天候不順だった。牧草の生育が悪く、量も少ないことが背景にあるのではないか」と話している。
(IIZA2009/10/28 より引用)
収穫後の米や果物を盗む「農作物の盗難」はよく耳にしますが、牧草の生育が悪いので牧草を盗んだというのは初めて聞きました。
しかし、この牧草というのは、その牧草を生育させ、いつ刈り取るかということも熟考して作成します。
乾燥させるための天気の予想もあるでしょうし、どこまで生育させるのかということも長年のカンで決定して収穫しているというのをTVで見ました。
こうした牧草まで盗まれるというのは、農村の牧草を乾燥させているのどかな景色とは相容れない、許しがたい犯罪だと思います。
投稿者: スタッフ (2009年11月 9日 09:46)