今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
映画監督 詐欺共犯者をネットで募集し、現金を騙し取る。
映画監督による映画のような犯罪です。詐欺の共犯者を募集し、応じた人からお金を騙し取りました。
●詐欺やれば報酬」でカード詐取 容疑の映画監督ら逮捕 被害5千万円か
インターネット上で「一緒に詐欺をやれば報酬を渡す」とうそのもうけ話を持ちかけ、カードをだまし取って現金を引き出したなどとして、警視庁組織犯罪対策2課は詐欺と窃盗の疑いで、東京都品川区東五反田の自称映画監督男(27)、妻(23)の両容疑者と、神奈川県綾瀬市の高校3年の少年(18)を逮捕した。
組対2課は押収したカードなどから、昨年11月から全国の65人が被害にあい、被害総額約5千万円に上るとみている。
組対2課によると、容疑者夫婦はラスベガスに10日間の旅行に行ったり、高級外車を購入するなどしていた。少年は出し子で、1回につき1、2万円の報酬を受け取っていた。
組対2課の調べによると、容疑者らはネットオークションの出品者だった被害者に「オークションのIDを盗み取られたことにしてもらえれば、こちらで架空出品をして利益を得る。1週間で報酬60万円以上を渡す」などとメールで誘い、信じ込ませていた。
架空出品による詐欺は実際には行わないが、被害者に犯罪収益が入った口座から金を引き出す役を行わせるとして、残高がない口座のキャッシュカードを渡していた。その際に「あなたが持ち逃げしないように荷物を預からせてほしい」と持ちかけ、財布などをだまし取り、カードの暗証番号を聞き出していたという。
被害者とは会わずにメールやチャットで連絡を取り合い、品川区東五反田のビルの配電盤などをキャッシュカードや荷物の置き場所に指定していた。
逮捕容疑は今月1日、神奈川県川崎市の板前の男性(28)から1万3千円やキャッシュカードが入った財布などをだまし取り、口座から40万円を引き出すなどしたとしている。
(11月24日14時16分配信 産経新聞より引用)
「フィッシング詐欺を手伝えば、1週間で60万円稼げる」などの書き込みに応じた被害者。
同じ手口で全国の65人から計約5000万円をだましとったとみられます。
騙された被害者も今回は「犯罪をする募集に応じた」人であるため、被害届もなかなか出されなかったのだと思われます。
今回のように詐欺や窃盗の共犯をインターネットで募集する闇サイトが存在しています。
例えば振り込め詐欺の出し子や携帯電話の契約、口座の契約をする仕事。
犯罪の匂いがしていても、「簡単にお金になる」と係わる人が多いのです。
今回も65人が同じような詐欺の共犯をしてお金を受け取るつもりで募集に応じていました。
指示も顔を見せないようにメールで。
こうした「顔の見えない」犯罪がインターネットの普及で加速しています。
侵入窃盗においても、盗品はインターネットオークションにかけられ換金されるケースが増えています。
今や盗まれるのは現金だけではなく、パソコン、家電商品など様々です。
犯罪は日々進化?しています。
こうした犯罪の傾向をきちんと知り、防犯対策を講じることが必要となっています。
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投稿者: スタッフ (2009年11月25日 13:19)