今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「学校荒らし」のファッションは?
先日は「パジャマに着替えて病院荒らし」でしたが、今日は「作業着に着替えて学校荒らし」という泥棒の手口についてご紹介しましょう。
その泥棒は、東京や埼玉、神奈川など首都圏を中心に約1000件小学校ばかりを侵入していました。その侵入手口はというと、
●作業着を着用し工事作業員になりすます。
●早朝に小学校に侵入する。
●守衛に疑われたときは近くの学校名を挙げ「(別の学校と)行き先を間違えた」とごまかす。
●職員室の机から現金を盗む。
被害総額は5200万円に上ります。
男は小学校を狙った理由を「生徒の年齢が低く、教員も自分のロッカーに鍵をかけない」と話しています。
国立大学ばかりを狙っていた泥棒も過去におりました。
「私立より警備が甘く侵入しやすかった」とのこと。
詳しくは泥棒小話/『私立より入りやすい?国立大学専門泥棒』をご覧ください。
https://www.hanzai.net/kobanashi/84.html
「泥棒は防犯意識が希薄で警備が甘い所、入りやすいところを狙う」といういい事例だと思います。
そしてあやしまれないように、ファッションも手口に合わせています。
作業着を着ていると、何か補修工事?と少々おかしな時間帯でもあやしまれない・・。
学校の職員室、事務室、薬品室などの施錠や入退出管理、机の施錠などはもはや常識となってきています。現金だけでなく生徒の個人情報も取り扱っているということを忘れず、対策をきちんとすることが必要です。
投稿者: スタッフ (2007年5月 9日 11:22)