今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
逃走中に整形した空き巣犯逮捕
今後もこういったケースが増えてくるのでしょうか。
ちょっと気になる事件です。
"宮城県警捜査3課などは2日、ともに住所不定の無職の日本人男A(35)と自称コロンビア国籍の男B(39)を窃盗容疑で再逮捕した。県警はA容疑者が逃走のため美容整形手術を受けながら、10都道府県で少なくとも約210件の空き巣を繰り返し、被害総額は約1億2000万円に上るとみている。
2人の容疑は9月初旬、福岡県太宰府市の男性会社役員(68)方から現金約185万円と指輪などの貴金属43個(時価計1370万円相当)を盗んだとしている。
捜査3課によると、A容疑者は今年1月、神奈川県内で人工歯を埋め込むなどの手術、同9月には福岡市内の美容整形外科でまぶたを二重にしたり鼻の形を変えるなど計73万円分の手術を受けた。髪も丸刈りから長く伸ばし、9月に福岡で最初に逮捕された時の顔は、今年5月の指名手配写真と全く違う顔だった。B容疑者もかつらを付け、口ひげを伸ばすなどで人相を変えていた。2人は関東や北海道、宮城で空き巣を繰り返していた。"
【12月2日 毎日新聞より抜粋】
10の都道府県を股にかけての窃盗行脚、よく捕まらなかったものです。
逃走犯が整形・・・と聞くと、最近ではイギリス人英会話講師殺害事件を思い出しますが、古くは松山ホステス殺害事件の犯人であった女も、整形を繰り返して逃走、時効成立直前の15年目に逮捕されました。
先に挙げた事件においても、割と手軽に整形ができてしまうという状況が取り上げられていましたが、美容整形の業界においても今後は何らかの規制策が講じられていくのではないのでしょうか。
特に美容整形というのは、通常の病院よりもプライバシーを重んじられる傾向が強いように思います。
そういった状況で防犯対策を行う、というのはなかなか難しいのが現状でしょう。
ただ、病院を専門にする窃盗事件も実際に起こっています。
(防犯ブログより:病院での窃盗事件)
最近逮捕された事件の男も、逮捕のきっかけは整形外科で撮った1枚の写真でした。
例えば防犯カメラをつけられないような環境であっても、何らかの形で証拠として残るようなものを考えていく必要があります。
投稿者: スタッフ (2009年12月 4日 13:33)