今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
議員事務所 相次いで泥棒被害
今年は「選挙の年」。先日の市会議員や市長選、夏の参議院選挙と続きます。
議員さんや後援会の方にぜひ注意いただきたいのが、後援会事務所への泥棒が新聞に出るだけで3件発生しているということです。
このゴールデンウィーク開けにも福島県で2件、相次いで被害に遭っています。
●8日午前9時ごろ、福島県田村市船引町の荒井広幸参院議員(48)の後援会事務所で、2階建て事務所の1階の窓ガラスが割られ、室内の机などが荒らされているのに同議員の父親が気付き110番した。金品の被害はなかったという。県警三春署は窃盗未遂事件として調べている。
●9日午前4時ごろ、福島県いわき市植田町南町の自民党の坂本剛二衆院議員(62)=福島5区=の後援会事務所で、窓が開いて外の駐車場に書類が散乱しているのを通行人が見つけ、警察に届け出た。調べによると、坂本議員の事務所は無施錠の窓から侵入されたとみられ、室内の机の引き出しを中心に物色された跡があった。金品の被害はないという。
3月19日には滝川市内の大河昭彦道議(60)の後援会事務所に土木作業員(30歳)が侵入し、事務所の机の上にあったノートパソコン3台(計20万8000円相当)を盗み、リサイクルショップに売り、生活費に充てたという被害も発生しています。
福島県の2つの後援会事務所はいずれも金品の被害はなかったとしています。
大河道議の後援会事務所も「盗まれたパソコンには礼状などの文章が入っていました。後援会名簿のような個人情報は入っていない」と話しているということですが、もし後援会名簿が入っていたら、もっと大きな問題になっていたものと思われます。
選挙事務所には人の出入りが多く、少々見知らぬ顔が混じっていても誰も気づきません。
又、少々遅い時間帯に人がいても「熱心だな」とくらいにしか感じません。
我が社にも先日の市議会選挙にて後援会事務所で応援をしていたという社員がいますが、個人のバックなども事務所に置きっぱなしで無人になっている状態であったということでした。
やはり短期間ということで防犯対策など何もされていないことが多いのでしょう。
しかし「リスク管理能力」が問われる政治家の事務所が何も対策をしていず盗難に入られた・・というのはどんなものでしょうか?政治家たるもの数歩先を読んで、その対策をきちんと講じることができないと・・と感じます。議員事務所の経費問題がニュースなどで話題になっていますが、高い水より安全対策の方がお金を使う値打ちがあるんじゃないでしょうか。
オフィスセキュリティ
選挙事務所の防犯
投稿者: スタッフ (2007年5月10日 09:16)