今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
パスポート二十数冊盗難 ビザ代行業者、ずさん管理
ビザ申請代行業者がパスポート20数冊を盗まれる、という被害に遭いました。
バックに入れてカウンター内に放置していたとのことで、非常にずさんな管理をしていたようです。
●インド大使館(東京都千代田区)のビザ申請受け付け業務を請け負う業者の事務所から、申請者が預けたパスポート二十数冊がなくなっていたことが分かった。警視庁大塚署は窃盗事件として捜査しているが、バッグに入れてカウンター内に放置していたところを盗まれており、ずさんな管理のあり方が問われそうだ。
大塚署によると、パスポートが盗まれたのは代行業者「ジャパン・オーバーシーズ・コーポレーション」が運営する「インドビザ申請センター」(文京区大塚3)。
従業員が昨年12月1日朝に出勤した際、ビル1階の事務所玄関が壊され、カウンター内に置いていたバッグごとなくなっているのに気付いた。
大塚署が調べたところ、正面玄関は鍵が掛かっていたが、バールのようなものでこじ開けられた跡があった。
同日未明に非常ベルが鳴って警備員が駆け付けたが、被害に気付かなかったという。
室内に物色された形跡はなく、大塚署は犯人は金銭目的で盗みに入ったが、ベルが鳴ったためバッグだけを持って逃げたとみている。
ジ社のホームページによると、同社はインド大使館の認定を受け、ビザ申請を受け付けている。インド大使館領事部は「盗難があったのは事実で、パスポートを盗まれた申請者には適切な対応を取っている」と説明している。
玄関の扉がバールのようなものでこじ開けられ侵入窃盗。
警備システムが導入されておりその場でベルが鳴ったため退散したが、すぐ目の前のカウンターにあったバックをその時に持ち去った。
というのが手口のようです。
警備会社の警備員は駆けつけましたが、外部確認で扉のこじ開けを確認できずにいます。通常警備員は侵入検知センサーが働いた時には、その建物に駆けつけ、建物外周を見て回り、扉や窓に侵入の形跡があればその場で会社に連絡し、110番通報。形跡がない場合には、車に戻り鍵を持ち建物内に入り再度確認することになっています。
何故ベルが鳴ったのに警備員が侵入形跡に気がつかなかったのか非常に疑問です。
パスポートには個人情報が満載していますし、外国などではパスポート偽造などに使用させるため日本のパスポートは高額で売買されています。
そうした二次犯罪への利用がされないとも限らない、それほど重大な過失です。
お客様のパスポートなど個人情報記載書類は防犯金庫に保管するのは最低限必要な防犯対策です。
入退出管理システム、防犯カメラシステムなどを追加し、より防犯力を高める事をお勧めします。
事務所の防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年1月 5日 17:44)