今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「被害者宅は入りやすそうに見えた」
昨年10月に起こった千葉女子大生殺人放火事件。
被害者のキャッシュカードで現金を引き出した男が逮捕、起訴されています。
当初は「拾ったキャッシュカードで金を引き出したが、殺人はしていない」と、殺人容疑を否認していたようですが、最近になってようやく殺害を認める供述を始めている様子です。
“千葉県松戸市のマンションで昨年10月、千葉大園芸学部4年荻野友花里さん(当時21歳)が殺害された事件で、住所不定、無職の被告(48)(強盗強姦(ごうかん)未遂などの罪で起訴)が松戸署捜査本部の調べに「(荻野さんの部屋は)入りやすそうに見えた」と供述していることが16日、捜査関係者への取材でわかった。
捜査本部は17日、被告を荻野さんに対する強盗殺人と現住建造物等放火などの疑いで再逮捕し、殺害の動機などを詳しく調べる。”
【2月17日3時8分 読売新聞より抜粋】
この記事を読んでいて気になったのは、「被害者宅が入りやすそうに見えた」と被告が供述している点です。
そのほか、「捜査関係者によると、被害者の部屋は道路に面した2階にあり、被告が1階ごみ置き場のコンクリート製の屋根からベランダを伝って部屋に侵入したと推測される。被告は荻野さんと面識はなかったとみられ、捜査本部は事前に周辺を物色したうえで荻野さんの部屋を狙ったとする見方を強めている」という報道がされているようです。
未だに多くを語っていない被告ですが、一部報道によると過去にも被害者宅へ窓ガラスを割って侵入したようです。その時には金目の物が見つからずに立ち去ったという事ですが、この事からも、被害者宅が狙われやすい環境であった事がわかります。
特に一人暮らしの女性は狙われやすくなります。
ベランダに洗濯物を干すと、その部屋にどんな住人が住んでいるかという事がある程度知られてしまいます。
男性物の衣類を混ぜて干したり、下着類は部屋に干すなどして、一人暮らしだという事が推測されないよう注意しましょう。
また、外出していると分からないよう、部屋の電気をつけておくのもひとつの対策です。
電気代が多少かかってしまいますので、留守の時間だけ指定して電気がつけられるタイマー式コンセントを使用するのもおすすめです。
投稿者: スタッフ (2010年2月17日 10:39)