今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「2階建ての家は、家人が2階で寝ていることが多く、1階に入りやすかった」
妻には夜勤だと伝え、泥棒で稼いだお金の一部を給与として渡す。
こういう泥棒が結構いるんですよね。
●熊本県警に昨年9月、窃盗などの容疑で逮捕された男が、福岡や大分など九州各県で計約250件(被害総額は約1500万円)の盗みを繰り返していたと自供していたことが捜査関係者への取材でわかった。
男は、家族には出勤を装って犯行に出掛け、盗んだ金の一部を「給料」として毎月、妻に渡していたという。
被告は深夜から未明にかけて車で県内外を回って2階建て住宅を物色。無施錠の窓から忍び込んだり、窓ガラスをドライバーで割ったりして侵入。1階の居間などにあるバッグなどを盗み、現金や商品券だけを抜き取っていた。
「2階建ての家は、家人が2階で寝ていることが多く、1階に入りやすかった。生活費や遊興費を稼ぐためだった」と供述しているという。
添田被告は妻や幼い子供と暮らし、午後10時頃になると「仕事に行く」と出掛け、翌朝7時頃に帰宅。給料もきちんと渡していたため、妻は犯行にまったく気付いていなかった。
2006年10月頃から犯行を繰り返し、昨年9月8日、福岡県八女市の電器店から約70万円を盗んだとして、窃盗などの容疑で逮捕された。自供した余罪のうち裏付けの取れた4件について、熊本地検が1月までに窃盗罪などで熊本地裁に起訴した。
(2月25日 読売新聞より引用)
出勤を装って自動車で移動し、移動途中で下見をして「侵入しやすそうな家」を物色。
2階建て住宅は2階部分に寝ていることが多いため、1階に侵入し、バックや背広などから現金を盗む。
こういう手口で侵入窃盗を繰り返し、その中の一部を給与として妻に与えていたのです。
妻はまさか夜勤の仕事が「泥棒」とは思っても見なかったと思います。
以前にも引越しの仕事だと偽り、車やユニフォームまで準備して泥棒稼業を行っていた男がいました。
やはり給与だと稼ぎの一部を渡していました。
2階で寝ていて1階の侵入に気がつかない。
昼間1階にいて2階の侵入に気が付かない。
いずれのケースでも「在宅警備」機能のついたホームセキュリティシステムであれば簡単に不審者の侵入を検知し威嚇撃退できます。
在宅警備とは自宅に居ながら 一部の窓、場所を侵入警戒状態にするということです。
こうした機能まで付いているホームセキュリティシステムでないと、まったく外出するときしか警備対象にならないこととなり、安全ではありません。
投稿者: スタッフ (2010年2月26日 13:06)