今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ペコちゃん人形17体盗難 2府4県で被害多発
洋菓子店「不二家」(東京都文京区)の店頭からペコちゃん人形が相次いで盗まれた事件で、和歌山東署は5日、住所不定、元暴力団組員稲葉洋被告(43)(窃盗罪で公判中)ら2人を新たな窃盗容疑で送検し、捜査を終えました。
稲葉被告ら6人による18件の犯行は大阪、京都、兵庫など2府4県に及び、盗んだ人形は17体(約100万円相当)にのぼりました。
捜査関係者によると、6人は2008年5月26日から昨年2月12日にかけ、店先から車に積んで持ち去る手口で犯行を繰り返しました。
盗んだ人形はキャラクターグッズを扱うリサイクルショップに売り、生活費や遊び代に充てていたということです。
稲葉被告らは犯行前に必ず下見をし、ネットオークションで"相場"も調べていました。
サンタクロースの衣装や和服を着た「季節限定」のペコちゃんが10万円以上の値が付くことも知り、08~09年の年末年始には7件の犯行に及びました。
稲葉被告らは「マスコット人形は、ペコちゃんが一番人気があった」と話しているということです。
不二家は事件後、人形を店内に置き、台座に鎖で固定するよう各店に呼びかけてきました。
同社広報室は「人目にふれてこそ価値がある『看板娘』なので、これ以上、がんじがらめにはできない。大切に見守ってほしいと祈るばかりです」としています。
<3月6日18時23分配信 読売新聞より>
お客さんに来店してもらってこその店舗ですから、営業時間外とは言え、お客さんが近づいただけでブザーやサイレンが鳴るような店舗は印象がよくありません。
かと言って、屋外を含めてマスコット人形を守るために防犯カメラを設置する、というのもどうなのかなと思います。
経営者の方にとっては頭の痛い話です。
捕まった泥棒が供述している通り、犯行前には必ず現場の下見をしたと言っています。
下見の段階でマスコット人形が無防備な状態で保管されているのを見たら、まずそこを狙うでしょう。
常に泥棒に見られていると考え、日頃から店舗の防犯対策を考えておくことが重要ではないでしょうか。
屋外のマスコット人形や看板など建物内に動かせるものは営業時間終了後動かし、室内に保管するように心がける。
金庫があるからと言って安心せず、建物内に現金を置きっぱなしにしない。
こちらもこまめに金融機関に預け入れる。
建物内はできるだけ盗まれるような物が少ない状態にしておくことです。
自分の店で狙われそうな物は何か?それを守るにはどうすればよいか?などと考えることが防犯意識を持つということです。
これを持ち続けることで、自然とどうすべきかが分かってくるでしょう。
自分の店は泥棒に狙われやすいかそうでないか、自分で考えて分かる場合もあります。
一度考えてみてはいかがでしょうか?
もし分からない場合は、防犯のプロである防犯設備士に無料防犯診断を依頼してみましょう。
どこが弱いか分析し、適切なアドバイスをしてもらえるはずです。
投稿者: スタッフ (2010年3月 9日 13:30)