今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
下着泥棒10年 トラック運転手逮捕 盗んだ下着265点常に持ち歩く
佐賀県警白石署は9日までに、女性の下着を盗んだとして、窃盗の疑いで長崎市のトラック運転手・池田憲一容疑者(36)を逮捕しました。
逮捕容疑は2日午後10時50分頃、佐賀県江北町のコインランドリーで、女性(32)の下着2点を盗んだ疑い。
買い物から戻った女性が、ほかの衣類とともに乾燥機で乾燥中だった下着のみがなくなったことに気づき、不審な動きをしていた池田容疑者が乗るトラックのナンバーを見ながら通報。
東海地方へ荷物を運送途中だった池田容疑者を、捜査員が佐賀県内で発見し、窃盗の疑いで3日に逮捕しました。
しかし、この1件だけでは収まりませんでした。
その後の調べで、3つのバッグに入った女性用下着265点が池田容疑者が運転していたトラックから見つかり、同署に押収されました。池田容疑者は約10年間、女性の下着を盗み、収集してきたという。
池田容疑者は家族に見つからないように、下着が入った3つのバッグを、トラックの運転席の後ろにある「仮眠スペース」に隠し持っていました。
10年間、仕事中も肌身離さず手元に置いていたといい「妻や子どもがいるので、自宅には置いておけなかった」と話しています。
盗んだ中身はブラジャーが約7割を占め、ほかにはパンティー、パンストなど。
押収された下着は色やサイズ、メーカーにこだわりはなく、赤、白、黄色とバラエティーに富んでいたようです。
「下着が増えすぎて持ちきれなくなり、一部は処分した」と供述し、下着を捨てた場所や枚数については「記憶にない」という。
長崎県内の運送会社に勤務する池田容疑者は「仕事で関西方面へ行く途中、ほとんど佐賀県内のコインランドリーで下着を盗んでいた」と供述し、容疑を認めています。
だが、池田容疑者は関西、東海地方への運送が多く、1週間近くトラックを走らせることもしばしば。
同署は「長い距離を移動するので、佐賀県内だけなはずがない。不自然さが残る」と、同様の手口で県外でも盗みを繰り返していたとみて捜査しています。
<3月10日8時1分配信 スポーツ報知より>
10年間下着泥棒をしていた男ですが、下着が増えすぎて一部処分したとは言え、所持していたのが265点というのが少ないように思います。
下着泥棒でニュースになるときは、大抵数千枚の下着を自宅に隠し持っていたなどと報道されることが多いと思いますが、それに比べると10年間の割には少ない数字です。
つまり、盗んでも犯行が発覚しにくい、または1・2枚盗まれただけだからなあ、と思わせるように一ヶ所で盗む下着数をあえて少なくしていたのかもしれません。
しかし、コインランドリーはこのような下着泥棒の対策や両替機等の盗難防止の為に防犯カメラを設置していることが多いはずです。
10年間も防犯カメラがついていないところばかりを狙って犯行を繰り返していたのかもしれませんが・・・。
そうだとしたらよほど用心深く計画的な下着泥棒ということになります。
ただ、ほとんどの泥棒がある程度の計画を立てて犯行を行います。
事前に犯行現場を下見し、どこを狙うかターゲットを選ぶと言われています。
衝動的、突発的に犯行を行うような泥棒は少ないでしょうし、それはプロの泥棒とは言えないでしょう。
プロはもっと賢く巧い犯行を行います。
普通に考えると、防犯対策をしているところとそうでないところ、どちらが狙われやすいかというとしていないところですね。
侵入したとたん、防犯ベルが鳴り出したり、警備員が駆け付ける、防犯カメラに映像を記録される、という危険なところは避ける訳です。
捕まるという最大の危険性があるからです。
泥棒に危険性があると感じさせるような防犯対策が効果的ということです。
投稿者: スタッフ (2010年3月12日 08:55)