今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
防犯カメラは見た!「ホテル強盗」実は従業員の内部犯行。
「ホテル強盗」が実は従業員の狂言であったことが分かりました。
「防犯カメラは見た」ってところです。
●三重県亀山市小野町のビジネスホテル「カンデオホテルズ亀山」で26日未明、侵入した男に現金100万円を奪われた事件で、三重県警亀山署は同日夜、ホテル従業員男(58)を窃盗容疑で逮捕した。
発表によると、容疑者は自ら異常通報装置のボタンを押し、「事務所内にいた男に刃物を突きつけられて脅され、現金を奪われた」と説明。
同署で調べたところ、1階のレジから約100万円がなくなっていた。
ところが、防犯カメラに男の姿が映っていないなど不審な点が多く、容疑者を追及したところ、強盗はうそだったことを認めた。
さらに、ホテル駐車場に止めていた容疑者の乗用車内から約80万円が見つかった。
「数百万円の借金返済のために盗んだ」と供述しているといい、同署で残りの約20万円の行方についても追及している。
(3月26日読売新聞より引用)
28日午前、千葉市若葉区多部田町の住宅リフォーム会社で「現金約1500万円が入った金庫が無くなっている」と110番が入りました。
事務所の鍵は開けられた状態だったという。金庫の重さは50~60キロ。室内が荒らされた形跡はなく、窓ガラスが割られるなどの被害もないため、警察では事情に詳しい者が盗んだ可能性もあるとみて調べています。
時々、こういう高額現金が金庫に入っていてそれを盗まれる、という被害があります。
こういう時に、施錠だけだと、どういう犯罪が発生したのかは侵入の形跡が建物や室内に残されていないと判明しません。
本当に侵入されたのか?合鍵を持っている人間の犯行か?施錠忘れか?内部犯行か?元従業員が鍵の場所を覚えていてそれを使用しての犯行か?・・・といった感じで
色々なケースが考えられます。
今回のホテルのように防犯カメラが設置されていると、録画された映像をもとに犯罪の内容が絞られていきます。
今回のホテルでは強盗といいながら、不審な人物の姿が映っていなかったところからそれが従業員の狂言であることが判明しています。
まさしく家政婦ではなく「防犯カメラは見た」といったところです。
投稿者: スタッフ (2010年3月29日 13:23)