今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
中国人窃盗犯3人 犬の散歩装った見張り役も 被害100件?
民家で現金などを盗んだとして、警視庁捜査3課などは22日までに、窃盗容疑などで、いずれも中国籍で、無職の自称張凱容疑者(37)=埼玉県熊谷市桜町=、無職王穎容疑者(24)=同=ら3人を逮捕しました。
同課によると、張容疑者は容疑を認め、「昨年10月から今年3月の間、空き巣に入った」と供述。茨城、栃木、群馬、埼玉、東京各都県で約100件の被害があり、同課が裏付けを進めています。
うち約40件の被害額は計1500万円相当に上るということです。
逮捕容疑は昨年12月26日午後3時半から同5時半ごろの間、群馬県高崎市の無職女性(73)方で、現金や指輪など約140点(12万7000円相当)を盗んだ疑いです。
同課によると、張容疑者がドライバーで窓を破って侵入し、王容疑者が見張りを担当。
知人から犬を借り、付近を散歩しているように装う場合もあったということです。
<4月22日13時35分配信 時事通信>
見張り役の女が犬を連れて散歩を装うなど、3人が役割分担し犯行を行っていたようです。
泥棒役の男、犬を散歩している女がいても、その二人が泥棒の共犯だとは誰も思いません。
何かトラブルが生じても、二人で協力すれば、怪しまれることは少ないでしょう。
複数犯でこのように役割分担して行われる犯行は非常に巧みで、おそらく捕まえるのも難しいのでしょう。
分かっている40件の被害額だけで1500万円相当とみられていますが、関連のありそうな100件となると被害額はさらに増えそうです。
それだけ成功率も高いということでしょうか。
ドライバーで窓を破って侵入するという単純でオーソドックスな侵入手口ですが、この手口に対応できていない住宅が非常に多いのです。
まず窓が狙われるという報道がされていても、ほとんどの住宅では防犯対策はされていません。
自分の家は大丈夫だろう、という根拠のない自信のようなものを持っている人が多いようです。
そういう人は、被害に遭ってしまってから、まさか自分が被害に遭うとは思わなかった、あの時防犯対策をしておけば、と後悔することが多いのです。
もちろん、何か被害に遭った時に、再度被害に遭わない為の防犯対策をするということも大事ですが、一番良いのは、最初の被害も遭わないように、事前に対策をしておくことです。
何も被害に遭わないというのが最もよいからです。
一戸建て住宅の犯罪事情と防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年4月22日 15:28)