今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
隣の部屋の壁を破って侵入 事務所から現金600万円入りの現金盗難
25日午前7時ごろ、綾瀬市深谷上8丁目の段ボール搬送会社事務所から、現金約600万円入りの金庫が盗まれているのを、事務所からの110番通報で駆け付けた大和署員が見つけました。
同署で窃盗事件として調べています。
同署によると、同事務所は施錠していましたが、隣の更衣室の壁に横50センチ、縦100センチの穴が開けられていたという。
この日は給料日で、金庫には給料支給用の現金約500万円と予備費約100万円が入っていたということです。
<5月25日22時0分配信 カナロコより>
宝石・貴金属店などに壁を破る手口で侵入する「爆窃団」という窃盗グループがいますが、会社事務所への侵入としてこの壁破りの手口が用いられるようになってきています。
事務所は施錠されていたということですが、わざわざ隣の更衣室の壁を破って侵入したのは何か理由があるのでしょうか。
事務所の鍵が開けられなかったのか、扉がこじ開けにくい材質だったのか・・・。
金庫が盗まれるのを発見した事務所から110番通報していることから防犯システム設置などの防犯対策はされていないかったと思われます。
給料支払用の現金も含まれていたということですが、600万円もの大金を保管していながら何も対策をしていないというのはあまりにも無防備で危険です。
金庫に入れて、扉を施錠していたというだけでは防犯対策をしていたとは言えない時代です。
侵入手口は様々で日々進化しています。
窓ガラス・扉・シャッター・壁、これらは容易に破壊され、建物内への侵入を許してしまいます。
防犯システムや防犯カメラなどさらに上位の防犯対策が必要です。
それをしていても侵入を許す可能性がありますので、それらを組み合わせ、侵入しにくい環境を造らなければなりません。
投稿者: スタッフ (2010年6月 4日 09:22)