今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
千葉 車上荒らしで盗んだカーナビ リサイクル店の元店長が転売
車上荒らしでカーナビを盗み、リサイクル店を通じて売り払ったとして、県警捜査3課は16日、船橋市大穴北3、無職、新間智紀容疑者(21)ら3人を窃盗容疑で逮捕しました。
さらに、カーナビを買い取ったリサイクル店の元店長の相馬勝則容疑者(42)=松戸市栗ケ沢=を、盗品等有償譲り受け容疑で逮捕。
4人とも容疑を認めているという。
逮捕容疑は、新間容疑者らは4月8日午後7時半ごろ、茨城県守谷市の民家に駐車していた車から20万円相当のカーナビを盗んだとしています。
一方、相馬容疑者は、経営していた松戸市内の店で新間容疑者らからカーナビを1万円で買い取ったとしています。
同課によると、新間容疑者らは相馬容疑者から「トヨタ車の純正品がいい」などと指示され、09年9月ごろからカーナビ盗を県内や埼玉などで120件以上繰り返していました。
相馬容疑者は「2~3万円で買い取り、ネットオークションで10万円前後で売った。新間容疑者らから約180台買った」と供述。
店の記録では約1340台のカーナビを扱っており同課は他の窃盗グループとの接点についても調べています。
<6月17日11時23分配信 毎日新聞より>
盗品を2~3万円で買い取り、10万円前後で転売したということは、最も利益を受けているのはこの転売者です。
実際に盗みという犯行は行っていないとは言え、トヨタ車の純正品を盗むよう指示するなど実質的な首謀者とも言えます。
物を盗んだ泥棒が悪いというのは言うまでもありませんが、それを盗品と知りながら買い取り、さらに転売しようとする者も同じくらい悪いと言えます。
この両者がいる限り、物を盗むという犯罪は無くならないし、減ることもないでしょう。
盗んだ者を捕まえようとし、厳罰に処すだけでなく、それを悪用する者に対しても厳しく対応しなければなりません。
それ以外に犯罪件数を減らすには、個別に防犯対策をするだけでなく、周囲、地域の治安等を改善することも必要です。
例えば、防犯意識が高く、住民同士が積極的に声掛けを行うような地域では、不審者が現場の下見などをしていたら、すぐに怪しまれます。
そこで顔を見られただけで、後に捕まるリスクが高まることにもつながります。
犯罪者はそんなリスクを犯すことを嫌います。
犯罪者が嫌がる対策を考えて実行することが効果的な対策ということになります。
泥棒の嫌がること
投稿者: スタッフ (2010年6月18日 18:17)